(51)さよなら、Continental GRANDPRIX4000SⅡ。野間のオオケヤキライド-1

ロードバイクに乗っていると、度々パンクする。
パンクの原因を自分なりに検証すると、当たり前だが、タイヤが痛んでいることかと思う。
タイヤがすり減った状態で走るので、パンクしたチューブを交換しても、すぐにまたパンクする。
では、頑丈なタイヤを履けばいいということで、耐久性が高いものをネットで調べてみた。

乗り心地の良さやこぎだしの軽さなど、各メーカーのタイヤ性能を表にまとめているサイトを見て、参考にした。
俺が求めているパンク耐性に優れたタイヤは、Continental社のGRANDPRIX4000SⅡのようだ。
「決定」といきたいところだが、ネックになるのが値段。
7,000円もする。
前輪にも後輪にも履かせると、×2となり、14,000円。
少しの覚悟が必要となる。
「安いタイヤを買って、すぐダメにして、また買うことを繰り返すより、長持ちする高いものを買った方が、結果として経済的だ」と自分に言い聞かせ、梅田のウエムラサイクルパーツに向かった。

お店の奥にタイヤとチューブの売り場がある。
そこに、黒とオレンジの高級感、いかにもやってくれそう感を醸し出したContinental GRANDPRIX4000SⅡの箱が。
値段を確認すると、定価より安い。
2つ手に取り、レジに直行した。

家に帰り、さっそく作業に取りかかる。
今まで履いていたタイヤと比べると、若干固く感じ、装置するのに苦労したが、その分達成感もあった。
たかがタイヤ交換なのに、ロードバイクのメンテナンスをすると、「頑張った俺」「一歩進んだ俺」を感じるものだ。
こういった点もロードバイクの楽しさのひとつである。

次に近所のサイクリングロードを走ってみる。
いきなり平均速度が上がったわけではないし、どちらかと言うとこぎだしが重く感じられたが、慣れの問題と思うことにした。
以後、和歌山に行く時も淡路島に行く時も、汗だくになって死にかけて走る時も、大雨の中泣きそうになりながら走る時も、約3年の間、苦楽を共にしてくれた。
パンク耐性に優れたこのタイヤのおかげで、安心して走れた。
本当に、よく走ってくれたと思う。
ただ、それも終わる日が訪れる。

散らかった玄関の隅にロードを立てかけ、チェーンの清掃をしていると、タイヤにふと目がいった。
「蜘蛛の巣がはってあるんか?それとも埃か?」
タイヤに白いクズが付いている。
これは何かと観察したところ、表面のゴムが裂け、中の繊維が出ているようだ。
「あぁ、お亡くなりになられた…」
たかが消耗品と頭では理解しているが、俺は自然と肩を落とした。

※この記事は、2019年2月14日、俺が別のブログに投稿した文章を、加筆、修正したものです。

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