(514)大阪名物SHIMANO SQUARE-2

「見応えあるわぁ」。
SHIMANO SQUAREでひとり佇む俺。

去年訪れた時と同様に、パーツの分解展示は凄い。
本当に圧巻される。
例えば、普段サイクリングしたりメンテナンスする際、キャリパーブレーキなど各パーツの表面的な部分を、何となく目にしている。
勿論、それぞれのパーツが精巧にできているのは何となく知っている。
が、パーツひとつひとつをばらし、細々とした部品を目の前に提示されると、もう唸るしかない。

余談ではあるが、帰ってから「何故、分解展示に魅了されるのか?」を自分なりに考えてみたところ、「あ、そういや、俺、鋏のメーカーで働いてたんやわ」。
随分と前のある時期、俺は鋏のメーカーに勤務していた。
会社とは馬が合わず、その時の記憶を忘却の彼方に葬り去ったつもりでいた。
しかし、鋏を分解してボルト、ナット、板バネを取り付けて組み立て、調整する。
その作業が自分の記憶にほんの少し染み込んでいたため、細々した部品に萌えてしまうのかも知れない。
ちなみに、これまた鋏の影響で、尖ったものにも萌える。

次の展示コーナーに向かい歩き出すと、視界の隅に黄色のジャージが。
「マイヨ・ジョーヌかぁ」。
足を止めて見詰める。
「2011年 ツールドフランス Cadel Evans サイン入り記念ジャージ」。
ツール・ド・フランス個人総合成績1位の選手が纏う特別なジャージ。
この黄色のジャージに対し、プロ選手は勿論のこと、多くのホビーライダーも憧れを抱いているだろう。
まぁ、俺もその中のひとりでしてね、「マイヨ・ジョーヌのレプリカを買って、着て、走りたいなぁ」と思う。
ただ、「これを着て遅かったら、めちゃめちゃ格好悪いよな」。
躊躇してしまう。
なかなか手を出せない。

自転車部品コーナーを一通り堪能した後、釣具コーナーに足を向ける。
俺は釣りの趣味は無いが、道具には興味があるし、釣具においても分解展示を見て楽しみたい。

足を止め、釣具を見詰めてまた少し歩き、足を止めて。
それを繰り返しながら感じる。
「釣りのことはわからんけど、自転車部品と同じで道具は精巧で魅力的やわぁ」。
「まさに機能美の結晶やな」。
ただただ看取れるしかない。

そして、ふと思い出した。
知り合いの釣り愛好家、Nさん(飲食店経営 50代 男性)。
「月末に真鯛釣りに行くので、一緒に鳴門までどうですか?」と誘われていたっけ。
鳴門の景色や、海沿いのルートを走って屋島に進む俺。
そんなことを想像し、胸が熱くなるのを感じながらSHIMANO SQUAREを出た。

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