(525)脚を回しながらニヤニヤ-1

昨日(11月1日)の話。
ロードバイクを担ぎ、マンションの階段を降りて「さぁ、走ろか」。
昼前に近所のサイクリングロードへ向かった。

川沿いのサイクリングロード。
向かい風を受け、脚を回しても回しても思い通りに進まない。
普段なら「苦しい…」と感じるのだが、この日は別。
もうね、顔がニヤニヤして止まらない。
と言うのも、夕方から飲みに行く予定があり、それを想像すると自然に笑いが込み上げてくる。

あれは、確か2週間ほど前。
中学時代の同級生H(40代 男性 飲食店経営)の店に行った際、「近いうちに飲みに行こや」と言われ、「じゃあ、なんば花月の近くにあるホルモン屋に行こか」と。
「ついでにI(同級生 40代 男性)も呼ぼか」。
「そやな」。
数日間、HとIにLINEで連絡を取り合った結果、待ち合わせ時間、場所は「11月1日17時 ホルモン屋の前」。
「OK。俺の方で予約しとくわ」とふたりに伝え、ホルモン屋に電話。
無事に予約を終えた。

話はここからだ。
「ホルモン屋の予約、ちゃんとやっといたよ」とふたりにLINE。
しばらくして、「ありがとう」と返事が入った。
が、被せるように「『V6』で予約取ったから、入店したら『V6のHです』『V6のIです』って店員に伝えてな。席に案内されるから」(実際は俺の名前で予約)。
またしばらくして、「『V6』、了解しました」と返ってきた。
「え、了解したんや…」。
「まぁええか。それはそれでおもろい」。

クランクを回しながら、ニヤニヤが止まらない。
ホルモン屋に入って「V6のHです」、「V6のIです」と店員に言うふたりを想像すると、笑う以外にない。
本当に。
いやぁ、「V6のIです!」と言われても、店員は普通にアホと思うだろう。
「はぁ?」と。
そこで「予約は頂いていません」とかなんとかと、ちょっとしたトラブルにならないよう、あらかじめ俺は早目に入店し、ふたりを待つ。
で、自称V6のふたりが「V6」とほざいた時には、「こっちこっち」と声を掛ければ万事解決。

サイクリングロードから家に帰り、夕方を楽しみに待つ。
「もうすぐ16時か。早目に出なあかんな」。
風呂に入り、着替えて電車に乗った。
もうね、俺、ずっとニヤニヤしてるわけ。
傍から見たら、変な人。
ただ、このご時世だ。
マスクをしていたので変質者扱いはされなかった。

近鉄日本橋で降り、ホルモン屋に向けてミナミの街中を歩く。
自称V6野郎をついつい想像し、笑いを堪えながら時間を確認すると、16時半。
待ち合わせの17時よりも20分は早く店に着きそうだ。
「予定通りやな」と、またニヤニヤしそうになったが、先に結果を言うと、「V6」の「V」すら発することなく、普通にみんなでホルモンを食うことになる。

つづく

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