(10)ロードバイクに憧れ、買うことを検討して、ひとり楽しむ

日常的にあちこち走っていると、ロードバイクをよく目にする。
俺が乗るクロスバイクは、フラットバーハンドルというT字のハンドルだが、ロードバイクはドロップハンドルという下方向にぐにゃっと曲がったハンドル。
前傾姿勢がとりやすいので、高速で走ることができ、何より見た目が格好いい。
いかにも「やってくれそうなやつ」という感じがする。

自転車にはまった俺は、平日であっても少しの時間的余裕があれば、クロスバイクに乗ってサイクリングロードを走っていた。
その度に、「抜きます」と後ろから声をかけられる。
そして、ロード乗りの背中が遠のいていく。
格好いい。
ロードバイクに対する憧れが強まる。
そんな時だった。

尼崎にあるサイクルセンターサンワ。
阪神間では有名な自転車屋である。
ある日、「どんなお店なのかちょっとのぞいてみよう」とクロスバイクに乗ってサンワに向かった。
本館、西館、東館、それぞれところ狭しと商品が陳列されており、見ているだけで勉強になった気分。
自分が、ワンランク上に上がった気分。

何も買っていないくせに、妙に心が満たされ、俺は店を出た。
店の前の電柱に括りつけたクロスバイクの鍵を開け、サドルに跨り、家に向けて国道2号を走っていると、前方にロード乗りを発見。
真後ろにはりついて、そのロードバイクを観察したくなったので、俺なりにとばしたが、なかなか追いつけない。
今思うと、そのロード乗りの人は軽く流してただけと思うが、俺が必死にペダルを踏んでも、徐々にしか距離が縮まらない。
後ろから見ると、ロード乗りは、バタバタ足を回している俺とは違い、あまり足を動かしていない。
前傾姿勢でお尻を突き出し、鶴が歩いているような品がある。
早くて格好いい。
「あぁ、ロードバイクが欲しい」と心底思う。

いてもたってもいられなくなり、クロスバイクを買った時のようにネットで情報収集をした。
どうも、ロードレースの文化や自転車の歴史は、ヨーロッパ中心で、特にイタリアメーカーのロードバイクは格式があるらしい。
ただ、俺としては、ブランド力どうこうは問題じゃない。
なるべく、価格がおさえめで、品質の良いものがほしい。
さらにいろいろ調べたところ、BRIDGESTONE ANCHORというロードバイクがある。
既製品でも、オーダーした人の体型にあわせてしっかりセッティングしてくれるようだし、特に気に入ったのが、フレームカラーの選択肢が多いことだ。
比較的安い価格で、セミオーダーもできるなら、BRIDGESTONE ANCHORでいこう。

テンションがどんどんあがってくる。
どの車種にするか?
カーボンは高いし、アルミで十分かな?
フレームカラーは何色にしようか?
どこのメーカーでも出してるような色じゃなくて、なるべくオリジナルな感じがいいなぁ。
フレームの色を決めたら、それに似合うバーテープ、何色にしよかなぁ。
こうやって、買うまで悩んでる時間が楽しい。

※この記事は、2019年1月20日、俺が別のブログに投稿した文章を、加筆、修正したものです。

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