(866)一杯のカツ丼に何分待てるか?

特に予定も無い休日の午後、武庫川サイクリングロードをのんびりと走る。
クランクを回しながら考えることと言えば、「帰ってから何を食おかなぁ?」。

「そうそう…」
ふと思い出した。
家に黒霧島のパック(900ml)がある。
「じゃあ、店で飲み食いするよりも、何かテイクアウトして家で食おかぁ」

唐揚げ弁当、ピザ、餃子…。
候補は浮かぶ。
ただ、「やっぱり、テイクアウトはちょっとなぁ…」。
そんな気もする。

先日のことだ。
仕事がバタバタしていたため、昼休みに入ったのが14時前…だったと思う。
俺は近所の弁当屋へ行き、「カツ丼をください」。
ワンオペで忙しそうにしている店員に声を掛けた。
と、「カツ丼ですか?30分から40分掛かりますよ」。
反射的に、「たかが一杯のカツ丼のためにそこまで待つわけないやろ!?」と叫びそうになったが、自重。
落ち着け、俺。

落ち着いた俺。
カウンターに貼られたメニューに目を向け、カツ丼以外を選択しようとした。
しかし、「やっぱりやめとこかぁ」と思う。
店内に客はいない。
俺ひとりだ。
ただ、弁当を作りながらも注文の電話を受け、右往左往している店員を見ると、「何を頼んでも時間が掛かるやろなぁ」。
俺は何も買わず店を出た。

その数日後、仕事帰りに「焼飯でも買って帰ろかぁ」と、某中華チェーン店へ。
確か、20時過ぎ。
テイクアウト窓口付近には、4人の客。
見た感じ、全員、注文を終えてそうなので、窓口より店員に声を掛けた。
「すみません」
「はい」
「焼飯をひとつ」
「550になります」
千円札を出し、お釣りをもらう。
と、「ただいま込み合ってますので、30分ほどお待ち下さい」。
反射的に、「それを先に言えよ!」と「たかが焼飯ごときで30分も待つか!?」を同時に言いそうになった。
まぁ、自重したが。
「キャンセルできます?」
結局、店員にそう伝え、金を返してもらい店を後に。

クランクを回しながら考える。
「世の中、おかしくないか?」と。
コロナのせいでテイクアウトの利用頻度が増え、予約できるサイトなりアプリなりのサービスがあるのは知っているが、カツ丼や焼飯のためにそこまでするのも面倒くさい。
気が向いた時に店へ立ち寄り、5分、10分で買って帰る…が普通だろう(俺の感覚ですけどね)。

ぼんやりと景色を眺め、ゆっくりクランクを回しながら考える。
引き続き、考える。
「うん、詰まる所、俺は時代の変化に対応できてない…ってことやな」

まぁ、いい。
それはいい。
もう、当て付けで、外食はしない。
カツ丼も焼飯も自分で作る(作ったこと無いけど)。
弁当屋や中華屋を倒産に追い込むような、カツ丼と焼飯を作り、自分の店を持つのだ。
ただ、洗い物まで自分でする…となると、どうも気が進まない。

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