(883)ロードバイクには乗らず、大相撲大阪場所千秋楽へ-4

府立体育館。
もぎりにチケットを渡し、入場する。
正面には、優勝力士に贈呈されるトロフィーの数々。
「『なんでも鑑定団』に出したら、なんぼぐらいになるんやろ?」
そんなことを考えてしまう俺。

中学時代から何度も訪れた会場。
膝を怪我した前田日明が、ディック・フライにボコボコにされた試合も、逆に、サミングを仕掛けてきたフライを前田がボコボコにした試合も、WARのエース天龍を平成維震軍の大将越中が追い詰めた試合も、俺はここで観た。
とても熱い気持ちで。

「同じ会場でも、プロレスと相撲やと、また違った景色に見えるんかなぁ?」
階段を上り、チケットに記された椅子席に着いた。
しばらくして幕内土俵入り。
「おぉ…」
プロレスを生で観戦した場合、テレビとは違い、リングが小さく選手は大きく見える。
片や相撲は、土俵も関取も大きく見えた。
「おぉ…」

取組が始まる。
「おぉ…」
行事の掛け声、関取同士がぶつかる音に、テレビでは感じ得ない迫力を覚え、ただただ見入るしかない。
「俺、全然知らん関取やけど、観てて熱くなったわ。やっぱり生は凄いな」
隣の席に座る友人M(40代 男性)に話し掛けると、「ほんまにそうやなぁ。相撲中継とは、こんなに違うもんなんやなぁ」。
共感しあうふたり(おっさん)。

ただ、生観戦と中継で、良くない意味で大きく違う…と感じたのがテンポ。
中継の場合、取組を終えて次の取組までVTRや解説、インタビューがある。
テンポがいい。
しかし…だ。
生は違う。
取組と取組の間が、どうも間延びしているように感じた。

まぁ、「間」は大事だと思う。
野球でも、「間」の中で、駆け引き、これからの展開を想像し、そして楽しむ。
相撲においても、「間」は醍醐味かも知れない…と思うが、「勘弁してくれ」。
今の俺に「間」はいらない。
やめてほしい。
さっさと進行してほしい。
俺は昨日からまともに寝ていないため、「間」があると眠ってしまいそうだ。

「起きろ!」
自分を鼓舞する。
起きた。
取組を見詰め、拍手し、「集中、集中」と言い聞かせる(自分に)。

「高安って人気あるんやなぁ」
隣のMに話し掛ける。
と、Mは眠りに落ちた後だった。
完全に。
まぁ、彼は彼で疲れているのだろう。
「なら、俺も」
ガクッ。

現場にいながらも、優勝決定戦を観れなかった俺たち。

にほんブログ村 その他日記ブログ 40代男性日記へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする