(921)親切な店員と、面倒臭い性格の俺-1

堺筋本町のY’sロード大阪で買い物した帰り。
「時間あるし、地下鉄には乗らんと難波まで歩こかぁ」
「おぉ、健康的でええなぁ」
「距離は3㎞ぐらいかな?ちょうどええ運動になるわ」
普段、座りっぱなしの仕事をしているからか、時間が許せば体を動かしたい。
そんな欲求というか、危機感が俺にはある。
また、電車賃をケチりたい気持ちもある。

スーツ姿の人たちと何度もすれ違う、ジャージ姿の俺。
「『こいつ、何の仕事してんねん?無職か?』思われてるんやろなぁ」
周りの目を気にし始めたところで、オフィス街を抜け、繁華街に入った。

心斎橋。
青春を捧げたパチンコ屋…の跡地を横目に、黙々と歩き進んでいると、ふくらはぎに不自然な感覚が。
「え…?」
「これって、筋肉痛になるパターンか?」
「おいおい、勘弁してくれよ。大した距離、歩いてへんのに」
「う~ん」
どうも腑に落ちない。
俺は、趣味としてロードバイクに乗っている。
脚はそれなりに鍛えているつもりだ。
「う~ん」
「おかしいよなぁ。何でこんなにヘボいんやろ?」
考える。
「きっと、歩きとロードでは、使う筋肉が違うんやろなぁ」
「ま、どうでもええか」

近鉄難波駅に着いた。
改札を通り、発車案内板に目をやると、「参ったなぁ」。
三宮行き快速急行が来るまで、少し待たされるようだ。
「ベンチに座ってぼんやり電車を待つよりも、何か食べよかぁ」

駅ナカには、立ち飲み屋や立ち食い蕎麦屋など数軒の飲食店が入っている。
ただ、俺の選択肢はひとつ。
お気に入りの「船場カリー」ひとつだ。
この店のカレーは、黒っぽいカレー。
イカスミカレー。
ほどほどに辛く、でもまろやか。
辛いものが苦手な俺でも、美味しく頂ける。
また、ボリュームがそこそこあるのも嬉しい。

飲食店に囲まれた狭い通路を進み、船場カリーに向かう。
と、衝撃の光景。
「こんなことってあるんか…?」。
いつも行列(という印象)の人気ラーメン屋「なにわ麺次郎」。
その店先に、だれひとり並んではいない。
「おぉ…、並ぶん嫌やから今までスルーしてたけど…」
「評判のラーメンを並ばずに食える機会が訪れたで…」
「天のお導きやわ…」
頭の中が、カレーからラーメンに切り替わった。

なにわ麺次郎へと足を進めると、若い男性店員が俺に気付き、「い、いらっしゃいませ」。
続いて、「ま、ま、まずは消毒をお願いします」。
まだ経験の浅いスタッフなのか、少したどたどしい雰囲気。
ただ、不快感は無い。
彼なりに親切に、丁寧に、頑張って接客している。
その様に思えたので、むしろ好感を抱いた。
しかし…だ。
この後、彼の一言(暴言ではない)が、俺の中に炎を燃やした。

つづく

前置きが長くなりました。
次で本題に入る予定ですが、面白すぎて焦る…ような話ではありません。
いつも通り、大した話ではありません。
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