(969)ロードバイクには乗らず、友ヶ島を歩く~やりきれない気持ち~

太平洋自転車道のモニュメントを見た後、トボトボと歩いて港の駐車場へ向かう。
途中、空を見上げて、「ちょっとずつ明るくなってきたんちゃうかなぁ。いや、そうでもないかぁ」。

人気の無い駐車場。
Nさん(50代 男性)の車に近付き、中を覗くと、誰もいない。
まだ、釣り場の確認をしているのか。
「はぁ…」
退屈しのぎに屈伸をする俺。

港を見詰め、機械的に屈伸を続けながら思う。
この日の待ち合わせ時間は、3時半。
普段なら寝ている時間。
嫌がらせのように早い時間。
非人道的な時間。
何故、そんな時間に集合したか?
それは、5時から釣りを始めるためだ(俺はせんけど)。
ところが、現在時刻は5時半。
NさんもYさんも釣りなどしていない。
「だったら、4時に集合でよかったやんけ!」
俺は、やりきれない気持ちになった。

「屈伸、しんど…」
車の後部座席に座り、寝る態勢へ入る。
と、ふたりが帰ってきた。
NさんとYさん(50代 男性)が帰ってきた。
そして、てっきり、トランクから釣り道具を出すかと思いきや、「別の釣り場に移動します」と。
「い?」
ハンドルを握るNさんに話し掛ける。
「どういうことですか?ここで釣るはずじゃ…」
「いや、人が多すぎるので。あと、用意した仕掛けも適していないようで」
まぁ、釣りをしない俺には分からないため、「そういうもんか」。

車は北へ進み、公園の駐車場に止まった。
「着きました」
Nさんが言い、Yさんと一緒に釣り道具をトランクから出す。
それを横目に、特に意味も無く屈伸を繰り返す俺。

「何か大きい鯛ありますけど、ここ、公園ですよね?野球のグラウンドですよね?釣り、できるんですかね?」
屈伸をしながら、忙しそうなNさんに話し掛ける。
「はい、あっちの方で」
指の差された方に目を向けると、堤防か何かがあるらしい。

「用意、終わりました」
荷物を抱えたふたりの後を、手ぶらの俺が付いて行く。
木の梯子を上ると、防波堤。
「ブログに掲載する用の写真、撮っとこか」。
スマートフォンを構える。
と、目に入った。
画面最上段の時刻表示が目に入った。
「もう、6時かぁ」
「6時なんかぁ」
「え、6時?何のために3時半に待ち合わせたんやろ?」
「こんなことなら、待ち合わせ、4時半でよかったやんけ!」
「1時間でも、家でゆっくり寝ときたかったわ!」
俺は、やりきれない気持ちになった。

つづく

いつも読んでくれて有り難うございます。
これからも宜しくね。
確実に押してね。
↓↓↓↓↓

にほんブログ村 旅行ブログ 国内ぶらり旅へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする