(976)ロードバイクには乗らず、友ヶ島を歩く~人のアドバイスは素直に聞こう~

ベンチに座り、海を眺める。
ただただ、ぼけっと。
「あぁ、暑いし歩くん嫌やなぁ」
「でもなぁ、そろそろ行かな、ここまで来た意味無いもんなぁ」
「友ヶ島観光、スタートしましょか」
「うん、行こう」
「行こ!」
気合いを入れて立ち上がる。
そして、直ちに座る。
忘れていた。
ルートの確認をしたい。

フェリー乗り場の売店で、おっちゃんにもらった友ヶ島のパンフレット。
裏面には、観光マップ。
事前に、回る箇所をネットでチェックしているが、紙のマップでも確認しておきたい。
ちなみに、↑の画像にある観光マップを、今後、記事において使っていく。
理由は、「どんなところを進んでるか、読んでくれている人に伝わりやすいかなぁ」。
そう思ったからだ。
あと、マップがボロボロなのはご容赦願いたい。
ペットボトルと一緒にサコッシュに突っ込んでいると、いつの間にかビショビショに、ボロボロになった。

「とりあえず、海沿いの道を進んで、第二砲台跡へ…やな」
腰を上げ、歩き始める。
と、フェリー乗り場の姉ちゃんが言っていた通り、風は吹かず蒸し暑い。
頭の中に、「即リタイア」の5文字が浮かぶ。
しかし、そういうわけにもいかない。
後ほど、加太で釣りをしているNさんとYさん(共に50代 男性)と落ち合い、「友ヶ島はどうでした?」。
そう聞かれたら、何と答えればよいのか?
ネットで仕入れた知識を、さも自分が経験したことのように語ればよいのか?
正直、それは避けたい。
なるべく、自分を軽蔑したくはない。

嫌々、歩を進める。
「いたっ!」
足の裏に激痛が走った。
「何やねん?鬱陶しいなぁ」
友ヶ島は観光地…ではあるが、無人島。
道が綺麗に整備されているとは言い難い。
そこら中には石がゴロゴロと転がっている。
たまに、赤ちゃんの拳サイズの石を踏むと、嫌なツボを刺激されたり、ストレートに痛かったり。
「勘弁してくれよ…」
また、頭に「即リタイア」の5文字が浮かんだ。

「そういえば…」
ふと思い出す。
数日前、ネットで友ヶ島関連の記事を読んでいると、ある女性のブログに、「ソールの厚い靴を履いていきましょう」。
そんな記述があった。
俺は「ふ~ん、あっそ」としか思わず、5年ほど前に買った、ボロボロのジョギングシューズを履いてきたが、後悔してももう遅い。
「人のアドバイスは素直に受け入れましょう」
自分に言い聞かせ、心に刻み、また歩き始めたところ、「いったっ!」。

左手には山。
青々とした木々。
右手には海。
ここはひとつ、景色を堪能しつつ、のんびりと歩きたい。
が、いい。
もういい。
景色なんてどうでもいい。
目線は常に下。
踏んでもノーダメージな石を確認し、恐る恐る進む。
と、「友ヶ島を観光中の皆様」。
遠くで、アナウンスが流れた。

つづく

いつも読んでくれて有り難うございます。
ここはひとつ、気合いを入れて押してね。
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