(977)ロードバイクには乗らず、友ヶ島を歩く~いきなりプラン変更か…~

「友ヶ島を観光中の皆様」
近くにスピーカーがあるのか、アナウンスがよく聞こえた。
「自動販売機は、桟橋付近にしか設置しておりません。熱中症には気を付けて、観光を楽しんで下さい」
サコッシュからペットボトルを取り出し、水の量を確認。
「まぁ、何とかなるな」
安心して歩いていると、またアナウンス。
「現在、第2砲台跡付近で崩落があり、通行止めになっており…」
足を止め、「え?ちょっと待ってくれよ!」。
まさに、これから進むルートが通行止めとは。

アナウンスによれば、海の家(うみのや カフェ及び宿泊施設)から先へ進むことができず、第2砲台跡へ向かうには迂回してね…と。
参った。
友ヶ島観光をスタートし、10分も経たずにプラン変更。
観光マップを広げて、ルートを検討する。
当初、「できるだけ、山道は歩きたくないよなぁ」と思い、海沿いの平らな道を進む予定でいたが、通行止め。
となると、山へ…のルートしか無い。
まぁ、暑い中、しんどい思いはしたくない。
山の中は、なるべく歩きたくない。
ただ、山の中には第5砲台跡がある。
「結果オーライってこともあるし、第5砲台跡を目指そかぁ」

少し歩くと、左手に海の家。
事前に、友ヶ島情報をネットで調べた際、この店の情報も目にしたが、Googleのクチコミで「ほんまかいな?」。
そう言いたくなるほどの酷評。
俺は、「むしろ、寄ってみたくなるねぇ」と思った。
しかし、ダメだ。
まだ、スタートしてからほとんど進んでいない。
休憩はもっと後にしたい。

海の家を横切ると、ロープにぶら下がる「立入禁止」の札が目に入った。
「やっぱり、ここから先はあかんねんなぁ」
進路を変える。
「あぁ、山道が始まるわぁ…」
「ロードバイクに乗って登るんも嫌いやけど、歩きの登りも嫌やわぁ…」
「シンプルに嫌やわぁ…」

暑さとだるさ、足元にゴロゴロ転がる石に嫌気を差す。
登り始めて1分ほどで。
「死んでまうわ…」
「何で、休みの日に拷問を味わわなあかんねん…?」
脳内で愚痴り、 前に目を向けると、小学生低学年(ぐらい)の男の子。
怪我をしたのか、足をさすっている。
その先に、彼を待つ家族の姿。
「お父さん、おぶったったらええやんけ」
そう思い、赤の他人ではあるが、俺は不快感を覚えた。

しばらくして、男の子は歩き出し、それを確認した家族も歩き始める。
と、また彼は立ち止まり、足をさすった。
「兄ちゃん、大丈夫か?足、怪我した?」
声を掛けようとしたところ、よく見れば、「足をさすっている」ではなく「足を掻いている」様子。
「なんや。蚊に刺されただけかぁ」
俺は無言で追い越した。

フェイスタオルで汗を拭く。
しかし、歩いても止まっても汗は噴き出し、「友ヶ島みたいなもん、どうでもええわ。とにかく、今すぐ水風呂に入りたいわぁ」。
愚痴る。
そんな感じに愚痴っていると、左手に違和感。
痒い。
俺も蚊に刺されたようだ。
加太でYさん(50代 男性)に虫除けスプレーを貸してもらったが、「あれは何やったんや?」と思う。

「痒いわぁ」
「気になって気になって、しゃーないわ」
左手を掻きながら少し登ると、第5砲台跡に着いた。

つづく

いつも読んでくれて有り難うございます。
次回からは、もっと友ヶ島らしい砲台跡の写真が増えると思います。
押してね。
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