(984)ロードバイクには乗らず、友ヶ島を歩く~バンゲリング ベイを流す~

旧海軍聴音所跡の探索を終え、だらだらと来た道を戻る。
「あ~、しんどっ」
立ち止まり、木の間から空を覗くと、天気はすこぶる良い。
せっかく友ヶ島まで来たのだ。
快晴なのは嬉しい…が、とにかく暑すぎる。
曇り、または小雨ぐらいでもいい気がしてきた。

暑さ以外にも不快感を覚えるのが、道の状態。
あちこちに石が転がっているため、踏むたびに足の裏が痛い。
「ほんまに鬱陶しいわ」と、心の底から思う。
ただ、考えてみると…だ。
ロードバイクで遠出した際、同じ気分、鬱陶しい気分に陥ったことなど何度もある。
交通量が多い、信号が多い、路面がガタガタ。
歩道に逃げたら逃げたで、歩道もガタガタ。
そんな時、俺は何をして困難を乗り越えてきたのだろうか?
思い出す。
歩きながら、思い出す。

まずは、「考え事をする」だ。
景色も変わらず走りにくい環境。
クランクを回しても回しても面白くない。
ならば…と、俺は頭を切り替えて、仕事について考える。
不思議なことに、ロードに乗りながら仕事と向き合うと、深く深く考えて問題点を洗い出せたり、逆に浅く考えアイデアが浮かんだり…ということがあった。
また、仕事とは関係無い、絶望感にくだらないことも考える。
それは、このブログによく反映されているのではないかと思う。
まぁ、「考える事をする」は有意義だ。

次に、「無心になる」。
無心になって走ったところ、気付けばそこそこ進んでいた…ということがある。
ただ、「無心になれ」と自分に言い聞かせ、それが綺麗にはまる時もあれば、そうならない時もある。
また、「無心になれ」と自分に指令を出さなくても、勝手に無心になっている時もある。
自分をコントロールするのは、なかなか難しい。

最後に、「脳内でBGMを流す」。
この記事を読むロード乗りが、ライド中、脳内でどんなBGMを流しているかは知らない。
ただ、俺個人の意見としては、「脳内BGMはシンプルであるほど良い」。
数年前まで、HOUND DOGの「BRIDGE」を流し、俺は勢いある走りを見せていたが(脳内で自分に)、経験を積み、試行錯誤した上で悟った。

繰り返す。
「脳内BGMはシンプルであるほど良い」
この記事を読むあなたは、「シンプルって?具体的に何?」。
今、そう思っただろう。
OK。
答えは、「ファミコンのBGM」だ。
それも、「ドラクエ」や「スーマリ」ではなく、「バンゲリング ベイ」こそ至高。

テテテッ テッテテッ
テテテッ テッテテッ

石ころだらけの山道。
細かなアップダウンを繰り返し、そして進む。
「暑い…」
「だるい…」
「足の裏、痛い…」
文句の1つや2つ、いや、3つも言いたくなるが、言わずに歩く。
ひたすら歩く。
脳内で、バンゲリング ベイのBGMを流して。

テテテッ テッテテッ
テテテッ テッテテッ

俺の周りを飛び回るハチやアブ。
虫が嫌いな俺にとって、かなり鬱陶しい存在だ。
しかし、もう虫には構わない。
相手にしない。
とにかく、BGMに集中。
バンゲリング ベイに集中。

テテテッ テッテテッ
テテテッ テッテテッ

やがて、BGMのテンポと歩調がシンクロし、体が自然に進み始めた。
暑さも痛みも感じない。
俺は、ただ歩き続けるマシーン。

テテテッ テッテテッ
テテテッ テッテテッ

「おっ、ついに平地や!」
これまで、山の中を歩き回ってきたため、ちょっとした感動を覚える。
芝生の上で胡座をかいて、「おー」。
頭の上には、たくさんのトンボが飛び交っていた。

つづく

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