(999)ロードバイクには乗らず、友ヶ島を歩く~俺の愛した新大阪-新横浜~

野奈浦桟橋。
フェリーの時刻表に目をやると、次の便は13時30分。
予定していた便だ。
しかし、現在時刻は12時。
「おいおい、1時間半も待たなあかんのか?」
「何して時間を潰すねん?」

考える。
「第1砲台跡と第4砲台跡は探索してないなぁ。今から行ってみよか」
「まぁ、それこそ有意義な時間の潰し方やと思うけど、歩くん嫌やなぁ」
「石がゴロゴロ転がってる山道、もう歩きたくないわぁ」
「足の裏、痛くなるもんなぁ」
「ここはひとつ、酒でも飲むか」

桟橋の近くにあるカフェへ向かう。
メニューに目を通し、「すみません。缶チューハイをひとつ」。
店員のおばちゃんに声を掛けると、「味がある方と無い方、どっちにします~?」。
「え?」
質問内容に戸惑う俺。
仮に、「レモン、ライム、青リンゴ、カルピスがありますけど、どの味にします~?」なら分かるが、「味がある方と無い方」から選ぶのか?
ちなみに、「無い方」とは何だろうか?
プレーンか?
まぁ、いい。
真剣に考えることでもない。
「じゃあ、ある方で」
代金を払う。
「はい」
氷結のレモンを手渡された。

早速、缶のタブに人差し指を挟み、その場で飲もうとしたが、「ちょっと待てよ…」。
いい機会なので、おばちゃんに聞いておきたい。
「あの、すみません」
「はい」
「自分は次の便に乗りたいんですけど、整理券、何時になったら配られますかね?」
「う~ん。整理券は気にしなくても大丈夫と思いますよ。今日、そんなに人もいないしねぇ」

ベンチに座り、缶チューハイで喉を潤す。
「美味いわぁ」
そう感じると同時に、どっと疲れが押し寄せた。
「もう動きたくないなぁ…」
海を眺めつつ、ぐったり。

1時間経過。
桟橋に向かって、ぞろぞろと移動する人たちを目視。
「あら?観光客、結構おったんやなぁ」
「俺が歩き回ってる時は、人なんかほとんど見掛けへんかったのに」
「ほんま、みんなはどこを回ってたんやろ?」
不思議に思いながらも、彼らの後に続き桟橋へ。

列に並び、少し待つとフェリー到着。
おばちゃんの助言通り、余裕で乗船。
「あぁ…」
座席にもたれると、急に眠くなった。
「あかん。寝たらあかん」
自分に言い聞かせる。
加太へは20分程度で着く。
寝るには短すぎる時間だ。

「参ったなぁ」と思う。
今はもう無いが、以前は新幹線に乗って出張する機会がちょくちょくあり、中でも、新大阪-新横浜間の移動を俺は好んだ。
横浜へ行くとなると、「出張が楽しみやわ」。
心ときめいたものだ。
というのも、ゆっくりと駅弁を堪能し、一眠りするのに丁度いい時間を過ごせる。
何故か、俺の体質に合う移動時間。
これが、品川や東京になるとちょっと違う。
また、新神戸-新横浜でも違う。

窓の外に目を向け、「このフェリーの乗船時間は20分ちょい。新横浜行きとは違うよなぁ」。
そんなことを考えていると、加太の町並みが見えた。
「あ~、眠たぁ」

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