(1033)本とカレーそば。40代独身男性の休日。-4

天政のカレーそば。
レンゲを手に取り、スープを一口。
「うっわ!」
辛いものが苦手な俺にとって、ややハード。
「しくじった…。普通にスタミナそばを注文しといたらよかったわ…」
そう後悔した次の瞬間、「え?美味い…」。
辛さの後に旨味が追い掛けて来た。
更に一口。
「かっら!」
「美味い!めちゃめちゃ美味い!」

そばをすする。
辛味と旨味いっぱいのスープが絡まって、まさに絶品。
「おぉ…」
「おぉ…」
夢中になって食っていると、汗と鼻水が流れ出した。
「ティッシュ、そこら辺にあれへんかな?」
辺りを見回す。
無い。
「しゃーないな」
バッグからポケットティッシュを取り出す俺。

汗と鼻水を拭いていると、次から次へ入店する客が目に入った。
「肉うどん、かやくご飯と!」
「天ぷらそば!あと、かやくご飯を持ち帰りで!」
「肉うどん、かやくご飯」
「きつねうどん!かやくご飯と!」
「昆布うどん、かやくご飯」

「クチコミに書いてあった通り、ほんま、みんな注文してるよなぁ。かやくご飯」と思う。
俺も食いたい。
ただ、カレーそばとの相性を考えると、「ちょっと違うよなぁ」。
次に訪問する時の楽しみとして取っておこう。

スープを飲み干し、「ご馳走さまでしたー」。
天政を出て、ジュンク堂へと歩く。
そう、難波に来た目的は、本を買うこと。
安くて美味いものを食べ、腹も心も満たされたが、本屋に行かなければならない。
ただ、「たまには、高くて美味いもんも食べたいな」。
そんな気分に。

最近、仕事が忙しいせいで、あまり遊んでいない。
そのおかげで、無駄な出費が抑えられ、ちょっとぐらいの金は貯まっている。
「うん、贅沢してもええやろ。本屋の前に寄って行こか」と、高島屋の地下にある鰻屋へ。
「鰻弁当をひとつ。あ、そこの一番安いやつで」
つい、せこい人間性が出た。

カレーそばを味わい、帰れば鰻弁当。
「ひひっ」
電車に揺られながら、手提げの紙袋をチラッと見ては、ニヤニヤしてしまう。
「ええ休日やなぁ」
「明日からも仕事を頑張れそうやわぁ」
ひとり頷く
が、違う。
「あっ!本屋に行くん、完璧に忘れてた…」

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