(216)目的地を決め、事前にホテルを予約するのは必須。だが…。

「もう、しんどいよ…」。
「帰りたい…」。
ロードバイクに乗って旅をすると、弱気になることもある。
俺の場合、30度を超えるクソ暑い日に長距離を走ると、その傾向が強い。
そこで、俺が俺自身を、嫌でも目的地に着かす、走らせるため、ちょっとした工夫をしている。
それは、「ホテルの予約をすませておく」ということ。

家から淡路島の南端まで走り、往復し、結果的におそらく200㎞走破した時も、弱気になり、走りながら嫌気がさした。
そこで、自分を鼓舞する俺。
「絶対に目的地、道の駅うずしおに着け。淡路島バーガーを食え」と、自分に言い聞かせた。
が、「俺、そないにハンバーガー好きか?」、「苦労してまで食いに行く意味あるんか?」と、現実逃避する方向にも頭が働く。
この時は、無事、目的地に到着した後、無事に帰宅し、満たされた気持ちになれたが、本音を言うと「弱い」。
辛くても、目的地に自分を到着させる動機として、「××を食べるんだ!」は、弱い。
では、何だと「強い」か?

淡路島を走った後、俺は岡山県にも和歌山県にも、ロードバイクに乗って1泊の旅をした。
「クソ暑い…」。
「登りのせいで、脚が痛い…」。
「おいおい、登りきったと思ったのに、また坂が見えてきたで…。死にたい…」。
そんな、絶望的な気持ちになった経験がある。
だが、過酷でも確実に目的地に到着する。
俺をそうさせた動機は、「予約したホテルに行かなあかん…」である。
当日キャンセルして、キャンセル料を払うのが、嫌すぎる。
無駄金すぎるではないか。
「あ、これやな」と俺は気付いた。
どれだけ暑かろうと、疲れていようと、嫌でも俺を走らせる動機として、「事前にホテルの予約をする」。
以後、泊まりを前提にした自転車旅行の際、事前にホテルの予約をすませておくようにした。

ただ、これはこれで問題もある。
以前、ビワイチ(琵琶湖1周)に挑戦しようと思い、出発の5日ほど前に、ホテルの予約をすませた。
「いついつにな、俺、琵琶湖、走りに行くから、晩、飲みに行こか?」と、滋賀県に住む友人にも連絡をした。
予定としては、1日目は夕方まで仕事をした後、ロードを輪行バッグに収納して電車に乗る。
そして、滋賀県の堅田駅に着き、友人と会って居酒屋へ。
飲んだ後、ホテルにチェックインして、寝る。
翌日、2日目、朝からビワイチ。
夕方ぐらいには走り終えて、電車に乗って家に帰る。
「完璧なスケジュールだ」と考えていたが、2日連続、まさかの大雨。
繰り返し、滋賀県の天気予報を確認するが、やっぱり大雨。
「はぁ…?」だ。
5日前の予報では、晴天だったはずなのに。
いや、昨日まで、予報では晴天だったのに。
当日、滋賀県に行く前から、こっち(兵庫県西宮市)は大雨だし、滋賀に着いても大雨なのはわかっていたので、ビワイチはあきらめることにした。
ただ、ホテルのキャンセル料は払いたくない。
結局、電車に乗って滋賀に行き、友人と酒を飲んだ後、予約したホテルで1泊して帰る。
結局、おっさんふたりで酒飲むために、往復2時間電車に揺られ、ホテルを予約したのか?
俺は、「なんやねん、いったい!?」と叫びたくなった。

嫌でも自分自身を目的地に走らせる動機として、事前にホテルの予約をすませておくことは大事だ。
だが、早めに予約してしまうと、天気予報がコロコロ変わり、走れない懸念がある。
かと言って、ギリギリに予約をしようとしても、予約がうまっているケースも想定される。
何かと難しいね…。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする