(233)暑い中走ったせい?俺のXPERIAが、またぶっ壊れた。

日常的にサイクリングを楽しんでいると、毎年、ゴールデンウィークの辺りから、うっすらと汗をかき始める。
サイクルジャージ自体は、さらっと汗を吸収してくれるが、バックポケットに入れたスマートフォンを取り出すと、少し濡れていることもある。
そのせいで、背中に手を回してスマホを取り出す時、手から滑り落ち、地面にクラッシュし、心の中で大騒ぎしたこともある。

結局、それが原因かはわからないが、俺のスマホ、XPERIA XZ Premiumは、ぶっ壊れた。
ある日突然、電源キーが効かなくなったのだ。
スマホを操作せずに放っておくと、スリープになるが、電源キーが効かないため、復帰できない。
「どないせえ言うねん…」と思いながらも、打開策を考えた。
あまり自信は無かったが、充電器に挿してみると、見事に復帰。
「さすが俺。ちょっとしたファインプレーやな」と、顔がニヤついたが、「充電器が無い、または充電できない環境の場合、どう対処したらええの?」。
また、課題と向き合わなければならなくなった。
「俺と同じ現象で、お困りの人が全国にいるはず」と思い、ネットで調べてみると、電源キーをvolumeキーに代用するアプリがあるとのこと。
volumeの+を押せば、スリープから復帰し、アプリのアイコンをタップするとスリープになる。
正常に動作していた時に比べると、少々不便になった気もしなくはないが、とりあえず使えるようにはなった。

1ヶ月ほど、人並みにスマホを操作できる日々が続いたが、また異変が起こる。
今度は、電源キーが、常に有効になる事態だ。
ネットをしてても、見えない誰かが電源キーを押下し、強制的にスリープになるか、「再起動」「スクリーンショット」などのポップアップが画面右端から表示され、いちいち操作の邪魔になる。
「参ったなぁ」と思い、放置すると、強制電源キー押下は解除されるのだが、「何故そうなるか?」がわからない。
どうも、調子が良い日と悪い日があるようだが、その法則もわからない。
「まぁ、騙し騙し使っていこか」と思い、半分あきらめながらも、オンボロスマホを使い続けた。

ところが、先週、もう騙せなくなった。
常に、見えない誰かが電源キーを連打した状態。
Lineで返信しようにも、ひらがなを漢字に変換する際、強制電源キー。
選択候補がクリアされ、また打ち直さなければ…と、まるで嫌がらせのよう。
スマホを放置していても、強制的に電源キー押下が連発するので、無意味にスリープ→復帰→スリープを繰り返し、電池がどんどん減るし、端末が熱を持つ。
「どないせえ言うねん…」と悩んだ結果、電源を切ったが、また強制電源キー押下が発生し、スマホは起動する。
「これは、いったい何の道具やねん?」と呟く俺。

そして、先週の木曜日、故障修理をお願いしに、地元のドコモショップに向かった。
移動通信機として全く機能せず、寒くもないのにホッカイロとして機能する、この端末をなんとかしてもらいたい。
翌日の金曜日は、京都で友人と会い、プロレス観戦をする予定なのだが、待ち合わせの際に連絡が取れなくなると困る。
スリープ→復帰を繰り返すため、電池が京都までもつかどうか不安なのだ。
対策として、ポータブルバッテリーを持って行こうと思ったが、今は手元に無い。
以前、購入したのだが、部屋が散らかっているので、どっかに行った。
とにかく、見えない何かが電源キーを連打し、電池を消耗するだけの役立たずを、今日中になんとかしてもらいたい。
ちなみに、このブログも、時間を見つけてはスマホで下書きをしているのだが、それもまともにできない。

ドコモショップに入店し、発券機を触ろうとした時、女性の店員さんから用件を聞かれた。
「故障の修理を依頼したいです」。
店員さんは、整理券を俺に手渡し、「あちらでお待ち下さい」とのこと。
指示された椅子に座り、興味の無いテレビの映像を観ていると、店員の兄ちゃんが話し掛けてきた。
「故障とのことですが、具体的にどういった故障でしょうか?」。
俺は、この記事のちょっと上に書いたようなことを話す。
「そうですか。では、2つのご提案があります」。 
「なんやろ?」と思い聞いてみると、まず1つが修理。
俺は、「だから、最初からそのためにここに来てるねん」と思ったが、修理のデメリットとして、日数がかかるらしい。
そして、もう1つのご提案。
機種変。
その場で、正常に動作する最新端末をお持ち帰り頂けると。
「その話のもっていき方、やらしいよなぁ」。
生理的嫌悪感が、俺を支配する。
「機種変やと、無駄に金がかかるがな…」と、心の中で呟いた。
俺としては、ドコモに対し、保証サービスとして毎月数百円の金を納めているのだから、その権利を行使したい。
「修理の方でお願いします。代替機をお借りできますよね?」。
「はい、お貸しできます」。
「それを先にお借りして、明日、修理の対象となるこの端末を持って来てもいいですか?」。
俺としては、代替機を一度持ち帰り、俺の手で、新日本プロレスワールドを含むサービス、アプリのログイン情報や、データの引き継ぎをしたかったのだ。
だが、答えは、「No」。
代替機と俺のボロスマホを、その場で交換しなくてはならないらしい。
「そうですかぁ…。わかりました。検討します」。
俺は店を出た。

翌日の昼過ぎ、京都駅の改札で友人と待ち合わせた。
が、約束の時間になっても友人は来ない。
ひとり、ぼけっとしていると、Lineが入った。
内容を確認するため、オンボロスマホと悪戦苦闘した結果、やっと読めた。
「5分遅れるわ」の一文を読むのに、5分かかった。
恐ろしいスマホである。

おっさんふたりで京都をうろうろする。
まず、京都駅から少し歩いて、ラーメンの名店「新福菜館 」。
河原町まで出て、ビアレストランの「ミュンヘン」。
飲み食いしてから、プロレス観戦のため、西京極のハンナリーズアリーナへ。
気持ちを高ぶらせ、会場に入った瞬間、電話がかかってきた。
ポケットからスマホを取り出し、通話を開始すると、即切れる。
それを3度繰り返し、「なんや、いたずらか?」と不審に感じたが、電話キーを押すと通話が終了する設定になっていることを思い出す。
「ほんまに役に立たんな…」。
プロレス観戦を終え、阪急電車に乗る頃には、スマホの電池は切れ、お亡くなりになっていた。

土曜日。
「ますます、どうにもならんスマホやな」と、再度、ドコモショップに足を向ける。
が、地元の店舗に行くと、「また機種変に誘導されるかも…」と思い、梅田に出た。
梅田なら、歩ける範囲に数店舗あるので、潰しが効いて都合が良い。

さっそく向かった1店舗目。
発券機を触ろうとすると、横にいた女性の店員が、「ご予約のお客様ですか?」と尋ねてきた。
「いえ、違います」。
「申し訳ございませんが…、当店は予約優先制でして、予約されていないお客様には、本日中のご案内ができません」。
頭がくらっとなったが、「まぁ、店には店の都合があるんやろなぁ」と自分を納得させ、次の店に向かった。

2店舗目。
発券機に紙が貼っている。
「なんやろ?」と思い確認すると、「予約されたお客様を優先するため、それ以外のお客様には本日の…」。
さっき聞いた言葉が記されているではないか。
「まぁ、店には店の都合があるんやろ」と、自分を納得させ、次の店に向かった。

3店舗目。
発券機の横には、妙に愛嬌のある顔立ちの男性店員がいた。
用件を伝えると、「2時間待ちになります」とのこと。
俺は、ひっくり返りそうになった。
「結構です」。
そう、伝え、店を出る。
何かもう、いろいろ疲れて、次の店に行く気力も無くなった。

「店にも都合あるんはわかるけど、俺、10年以上ドコモ使ってるんやから、困った時には助けてよ…」。
やるせない気持ちで、帰りの電車に揺られた。

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