(178)1週間ダイエット。蕎麦屋で阪神巨人戦を観戦しながら盛り上がる。

7/9(火)62.3㎏。
王将で買ったライス山盛りの餃子弁当を食ったわりに、体重は増えなかった。
むしろ、少し落ちた。
出勤前にジョギングし(暗い時間帯にロードバイクに乗るのは怖いので)、朝も昼も食事をとらず、夕方まで過ごす。
何度か、「腹減ったなぁ」と思ったが、我慢だ。
会社帰り、馴染みの蕎麦屋に寄り、ちょっとだけ食べよう。

「蕎麦は、ダイエット効果がある」と、ネットで目にした気がする。
また、過去に、とろろ蕎麦を主食とし、ダイエットに成功した経験が俺にはある。
うん、ダイエット中に、蕎麦を食うのは善行だ。
ただ、天ぷら蕎麦やカレー蕎麦は良くない気もする。
「なら、ざる蕎麦やな」と思ったが、それはそれで素っ気ない気も。
蕎麦屋に向かって歩きながら考えた結果、「山かけ蕎麦やな」と、結論を出した。

蕎麦屋に着いた。
陶芸を中心に、芸術や国際情勢、歴史を語るのが好きな、70歳の店主に「山かけ蕎麦下さい」と言うと、「今日はあかんねん」とのこと。
横から、店主の嫁、話し好きなおばちゃんが口を出す。
「山芋がなぁ、G20の影響で入ってきてへんねん」。
「ほんまかいな?」と俺は思う。
「G20って、この前大阪でやってて、物流に支障が出たとは聞いてたけど、先々週のことやん。G20って」。
「今まで、そんなにこだわった山芋を、遠方から取り寄せてたんか?」。
口には出さなかったが、どうもしっくりこない。
俺の中で。

気持ちを切り替え、「ほな、別のんにしよか」と、ダイエットの妨げのならないであろう(実際はどうか知らんけど)、そうめんを注文した。
日中は、30度近い今日この頃。
まだ蝉の鳴き声はそれほど聞こえないが、一応、夏である。
そうめんなんて、風情があっていいじゃないか。
それをすすりながら、天井近く、神棚のように据えられたテレビに目をやると、阪神巨人戦が中継されていた。

カウンターの端に座った俺の隣には、巨人ファンのお客さん、おっちゃんおばちゃん夫婦がいる。
ともにテレビを観つつ、蕎麦やら焼鳥を食いながら酒を飲んでいる。
このご夫婦には、以前にも何度か隣席した。
「野球が好きなんやなぁ。巨人ファンなんやなぁ」という印象がある。

おばちゃんは、明るい人柄で、ひとりで話してひとりで笑っているタイプ。
かと言って、うるさくして、まわりに迷惑をかけるタイプではなく、「隣に座ったのも、何かの縁。一緒に楽しみましょうよ」と、コミュニケーション能力が高く、人に好かれる雰囲気。

旦那であるおっちゃんの方は、基本、気のいい人なんだろうが、口数が少ない。
今まで言葉を交わしたことはあるが、イントネーションで「大阪近辺の人ちゃうな」と、俺は感じていた。
なんとなくだが、優しい雰囲気を持ちながらも、自分のことはべらべらしゃべらない。
「九州の男」と、俺は決め付けていた。
ところが、この日は、「何故、広島カープが弱くなったのか」という話題になり、おっちゃんが饒舌になる。
お互い意見交換をしていると、話が弾み、俺は焼酎をガバガバ飲んだ。

「あ、俺、ダイエット中やわ」。
思い出した。
自分の置かれている状況を、かなり遅いが理解した。
「阪神が負けるとこ観るん嫌なんで、そろそろ帰りますわ」と、店主と巨人ファン夫婦に伝え、家まで走った。
「これで0.1㎏でも落ちてくれよ」と念じながら。

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