(181)サイクリングロードを走りながら感じた、今では当たり前の幸せ。

3連休3日目の今日、俺には何も予定が無かった。
誰かと会う約束が、ひとつも無い。
「俺はどんだけ寂しい奴やねん?」と、朝からふてくされながら、布団の上に横たわる。
「もう、これ以上、眠れない」と思い、仰向けになった状態で、枕元に置いていたPS vitaに手を伸ばし、なんとなくパワプロを始めた。
「こんなことで、1日が過ぎ去ってもいいのか?」と自問しながら。

「ダメだ」。
とりあえず、家用のジャージから外用のジャージに着替え、ジョギング。
昨日までの1週間ダイエットにおいて、連日ジョギングをこなしたからか、6㎞ほど走るのが習慣になってしまった。
ほどよく汗をかき、帰宅。
外用のジャージから家用のジャージに着替え、再度、布団に横たわる。
そして、PS vitaに手を伸ばしかけた時、気付いた。
「あ、晴れやん」。
最近、雨の日が多かったが、今日の天気は晴れ。
「ジョギングしてる時に気付けよ」と思いながら、サイクルジャージに着替えた。

玄関に止めているロードバイクのタイヤを軽く握ってみると、空気が少し抜けている。
「やばいな」と思い、空気を入れようとフロアポンプを探したところ、部屋が散らかりすぎて行方不明だ。
「大丈夫。これぐらいやったら、なんとかなるやろ」と出発。

路地を20分ほど、ちんたらちんたら走り、サイクリングロードに出た。
今日は祝日だからか、普段より自転車に乗っている人を多く感じる。
ママチャリで移動している人、ロードバイクでトレーニングしている人、クロスバイクでサイクリングしている人。
俺は、抜いたり抜かれたりを繰り返しながら、彼らと同じ、幅約1.5m程度の道を進む。
途中、前を走るクロスバイクを抜きたいが、対向車線からも自転車が来ているので抜けない状況が、2度、3度あった。
「イライラするわぁ」と思ったが、よくよく考えてみると、数年前は、俺自身もクロスバイクに乗って、この道を走っていたのだ。
もしかしたら、当時、俺の後ろを走るロード乗りに、俺はストレスを感じさせていたのかも知れない。
そう考えると、「前を走るクロスバイクの人、マイペースに走ってや」という気持ちになった。

俺がクロスバイクを買ったのが、2010年だったか2011年だったか。
その頃、このサイクリングロードを走って、ロードを見る度に、「格好ええなぁ。俺も乗りたいなぁ」と憧れを抱いていた。
が、今ではロードに乗るのは日常。
「そう考えると、今の俺って、けっこう幸せなんかも?」と思った。
また、「家から少し走ったところに、このサイクリングロードがあることも、俺は恵まれているよな」。
祝日に何の予定も無い俺だが、妙に幸福感に包まれながら、クランクを回した。

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