(165)広島旅行1日目。竹原で焦る。俺は遅すぎた。そして、牛丼考察。

笠岡ラーメンを食ってから、目的地である呉まで、約110㎞。
休憩無しで考えた場合、余裕をかましても、どれだけ遅くても5時間で行ける。
そう考えていたが、三原で向かい風を受け、必死でクランクを回し、脚が痛くなってきた。
「自分に優しくゆっくり走ろう」と決意し、ちんたら走ったところ、竹原駅周辺に着いた時には、予定より約1時間半遅れていた。

尾道においても、「若干、スローペースやな」と感じていたが、「本気を出せばなんとかなるやろ」という気持ちもあった。
本気を出せば?
もう、脚が痛くて、本気を出すどころか、現実逃避したいわ。
本音として。
と、情けない気持ちになった。

とりあえず、呉で俺を待つMさんに早めに報告しておこうと、メールをする。
「予定より1時間半遅れで走っています。本来なら、夕方の5時には呉に着く予定でしたが、普通に不可能です」。
しばらくすると、「お気をつけて」と返事がきた。
さっぱりと。

「脚、痛いわぁ。輪行バッグを持ってるし、ここから電車に乗ろか」と、逃げ道を考えたが、ダメだ。
「広島県を走る機会なんて、そうそう無い。辛くても、遅くても、しっかりと走ろう」と自分に言い聞かせた。
辛さも含めて良い思い出になる経験を、俺はロードバイクに乗って何度も積み重ねたのだ。
この辛さは、後で良い思い出として、脳内変換されることを、俺は確信している。

竹原駅からしばらく走り、また海沿いの道に出て、瀬戸内の小島を眺めながら走る。
三原同様、景色が変わった気がしない。
また、景色を楽しむ余裕も無くなってきた。
時間的に、脚的に。

脚を回しながら、案内標識を確認すると、「呉 ○○㎞」。
「一応、少しずつ近付いてるみたいやな」と、自分を鼓舞する。
そして、「辛い」「まだまだ先がある」と、悲観的なことを考えないように、サイクリングとは全然関係ないことを考えるように心掛けた。

「吉野家、すき家、松屋、なか卯、どこの牛丼が一番うまいか?」。
なか卯の牛丼は、最近食っていないが、俺の知っているなか卯の牛丼は、牛丼と言うよりすき焼き丼だ。
除外。
松屋も同様。
甘すぎするので、牛丼らしくない(俺の固定観念だが)。
結局、牛丼は吉野家が基本なのだ。
いや、待て。
邪道かも知れないが、すき家の3種のチーズ牛丼は絶品だ。
チーズ好きの俺は、「牛丼がこんなにうまくなるのか」と、感心した。
「すき家のチーズ牛丼こそ至高?いや、やはりベーシックなうまさがある吉野家こそ、究極か?」。
そんなどうでもいいことを考えながら走ったところ、竹原市も東広島市も通り抜け、ついに呉市に入っていた。

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