(909)何となく尼っ子リンリンロードを走る~地下道とルール~

シャカシャカシャカ…。
インナーローで脚を回し続ける。
「辛いわ…」
「辛いよ…」
何だろう?
目線が下に落ちる。
自然と、目線が下に落ちる。
シャカシャカ…シャカシャカ…。
シャカシャカ…シャカシャカ…。
上下する膝と路面を見詰めながら苦しむ俺。

「はっ!」
「危ないわ!」
我に返り、前を向く。
と、前方に阪神高速。
「あの高速の下は、43号線やな」
「ってことは、地下道かぁ」
43号線の向こう側へ出るには、一度、地下道に降りなければならない。
これがなかなかの曲者で、いつも地下道の入口に気付かず素通りしてしまい、僅かな距離だが引き返すことになる。
まぁ、この日の俺は学習能力を発揮したけどね。

サドルから降り、クリートにカバーを嵌める。
「自転車はおりて 通りましょう 尼崎市」の警告看板に従い、ハンドルを押してゆっくりと地下道に入る。
当たり前のように走るママチャリとすれ違ったが、俺には関係無い。
俺は俺。
俺はルールを守る。

一応、断っておく。
俺は、もともとルールやマナーに厳格な人間ではない。
ただ、ルール違反、マナー違反をした際、誰かに注意なり指摘されるのが嫌なのだ。
40を過ぎて、誰かに「それはあかんことやろ!?」と言われるのが嫌。
死ぬほど嫌。
なら、最初からしなければいい。

もうひとつ。
ルール違反、マナー違反を(なるべく)しない理由がもうひとつある。
ちょっと聞いてくれ。
夏になると…だ。
近所のサイクリングロードを走っている際、見掛けるのだ。
バーベキューを楽しむ集団と、「バーベキュー禁止」の看板を。
俺は、彼らを見詰めながらクランクを回し、そして思う。
「こいつら、日本語を理解でけへんのか?」
「漢字読まれへんのか?」

本来、ルールやマナーなど堅苦しいことは好きではないが、俺は他人から「下の下のランク」と思われるのは嫌だ。
たがら、守れることは守りたい。

つづく

焦らずに確実に押してね。
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