(44)ラーメン、雨、YOSHI-HASHI。ロードバイクで和歌山旅行。-2

南海和歌山市駅近く、予約していたビジネスホテルの駐車場で、俺はロードバイクの前後輪を外し、輪行袋に収納していた。
孝子峠を下り終え、ここまでの間、握力が落ちたせいで随分苦労した。
赤信号で、ブレーキをかけるのが困難なので、歩道を徐行し、信号のかなり手前で足を地面につけて停止する。
それを繰り返して、やっとホテルに着くことができたが、和歌山市内の景色を楽しむ余裕は微塵も無かった。

ホテルにチェックインし、シャワーを浴び、ラーメンを食いに町にくりだす。
和歌山に来たからには、和歌山ラーメンを食べないと。
それ以外の選択肢は、俺には無い。
和歌山市内には、多数のラーメン屋が点々としているが、とりあえず、ホテルの近く、和歌山市駅周辺で探すことにする(食べログで)。

「山為食堂」
10年ほど前、職場にいたラーメン通の先輩が大絶賛したお店。
「そこまでうまいの?」と思い、電車に乗って食べに行った。
店内は、いかにも昔ながらの食堂という感じ。
開店と同時に入店したが、すぐ満席となり、相席当たり前。
注文した中華そばは、やや太めの麺に濃厚でトロトロのスープ。
「天一みたいな感じかな?」と思って口に入れると、意外とあっさり目の味。
先輩の言う通り、確かにうまかった。
また、数枚乗っていた蒲鉾が印象に残った。
「久々にここに行こう」と思って営業時間を確認したところ、既に営業時間が終了していた。
残念。

「麺屋ひしお」
醤油ラーメンを推しているようだ。
なるほど。
和歌山県の湯浅で製造した醤油を使ったラーメン。
「これもひとつの和歌山名物ラーメンだな」と思う(←長嶋茂雄氏を意識しているわけではない)。
面白そうなお店なので、候補に入れる。

「ラーメン〇イ 十二番丁店」
写真を見た瞬間、「ここに決定!」と叫びかけた。
鉢を埋め尽くすように大量のネギが盛り付けられている。
普段、ラーメンを食べる時、必ずネギをトッピングする俺にとって、このビジュアルは最高だ。
行くしかない。

カタカタと金属音をならしながら、ビンディングシューズで和歌山の町を歩く。
ふと、川を見ると、歴史を感じさせるお濠が目に入った。
この辺りは、もともと和歌山城の敷地だったのだろうか?
橋の上には、当たり前のように車が走っているが、そこから目を下に向けるとお濠が見える。
和歌山は趣のある町だ。

〇イで一面ネギのラーメンを食べる。
見たまんま、想像通りの味で、満たされた気分だ。
瓶ビールをくいくい飲んで、ホテルに戻る。
そして、悩む。
天気予報で、明日の天気を確認して。

※この記事は、2019年2月9日、俺が別のブログに投稿した文章を、加筆、修正したものです。

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