(45)ラーメン、雨、YOSHI-HASHI。ロードバイクで和歌山旅行。-3

ホテルに帰ってビールを飲む俺。
ラーメンに満足し、散らかった家にいるよりここはあまりに快適で、満たされた時間を過ごしていたが、明日の予定を考えると悩んでしまう。

チェックアウト前に出発して、西宮市の家に帰る。
単純にそれだけなのだが、どうもひっかかるのが、天気だ。
天気予報を確認すると、明日は小雨。
スリップすることを懸念して、なるべく雨の中走るのは避けたい。
あと、孝子峠。
大阪側からなら、緩やかな傾斜の後、短い距離ではあるが急勾配になる。
逆に、和歌山側から登ると、最初から頂上までそこそこの傾斜で、しかもトラックがぶんぶん走っている。
さらに雨が降って路面のコンディションが悪いとなると、できるだけ回避したい。

俺はフロントに行った。
「連泊したいんですけど」。
「同じ部屋に泊まるので、掃除は結構です」と伝え、明日帰らず、もう1日ホテルに泊まることにした。

悩みが消えるとぐっすり眠れて、早朝起床。
無料の朝飯を食いに食堂に向かった。
おにぎりが大量にあり、好きなだけ食える。
卵焼きやウインナーや、朝飯らしいおかずもあり、ガンガン攻められるバイキングだ。

好きなだけ皿にとり、窓際のカウンター席でひとりむさぼり食っていると、食堂に、野球のユニフォームを着た集団が入ってきた。
中学生のチームが遠征でこのホテルを利用しているのだろうか。
気にせずおにぎりに食っていると、ひとりうるさい奴がいる。
声の方に目をやると、うるさいのは中学生ではなく、おそらく監督かコーチであろうおっさんだった。
指導者で、いい大人のおっさんが一番マナーが悪いとは。
しかも、「○○の飯の量、見たか?少なすぎるわ。だから野球うまくならんのや」とか、「○○、あいつは野菜を全然食ってない。あれじゃあ、あかんわ。何考えてとんねん」など、選手に聞こえるように声を張り上げて皮肉を言っている。
「この食堂はおっさんらだけのもん違うねんぞ」と俺はイライラした。
また、いくら相手が教え子でも、人の食事にケチをつけるのは、端で見ていて不愉快な気分になる。
「人が食う物ぐらい放っておいたれよ」。

俺は食堂を出て、部屋に戻り、ベッドの上で今日の予定を検討する。
本来、今日帰る予定だったが、雨のせいで急遽和歌山に連泊することになったので、今のところ予定無し。
「とりあえず、昼までゴロゴロして、ラーメン食いにいこかぁ」
決定。
昼前、小雨の中、俺は小走りに「麺屋ひしお」へ向かった。

※この記事は、2019年2月10日、俺が別のブログに投稿した文章を、加筆、修正したものです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする