(46)ラーメン、雨、YOSHI-HASHI。ロードバイクで和歌山旅行。-4

「麺屋ひしお」
お店の外観を見ると、湯浅醤油のラーメンを推してるようだが、店内に入ってメニューを確認したところ、つけ麺や煮干豚骨もあった。
どれもこれもうまそうなので少し迷ったが、昨日から気になっていた「紀州湯浅吟醸醤油ラーメン」を選ぶ。

さすが醤油ラーメンという感じの黒いスープ。
口に含むと、見た目よりすっきりした味で箸が進む。
ちょっとしたことだが、穂先メンマが影でいい仕事をしていた。

満足してホテルに帰ろうと思ったが、雨があがったし、特に予定も無いので、駅前をうろうろした。
ものの見事にシャッター街。
南海の和歌山市駅前は、し~んとしている。
「ここは一等地じゃないのか?」
南海電車の終点であり、和歌山市の中心部というイメージがあったが、現実は、シャッターが閉まった灰色の町並み。
買い物をしようにも営業しているお店が少ないし、特に見るべきものも無いと思い、ホテルに戻る。

ベッドの上でゴロゴロしながら、明日の予定を考えた(ここ2日間、これを繰り返してるような気もするが)。
明日こそは帰らなくてはいけない。
なんとか13時には、出勤したい。
事務所でしなくてはいけない作業がある。
だからと言って、日の出の前、暗い時間帯に孝子峠を超えるのは避けたい。
暗い中、慣れない道で、しかも登りとなると、何かアクシデントを誘発する可能性がある。
なので、日の出とともに峠を登って帰りたい。
日の出の時間を調べると6時頃。
ホテルを5時半に出て、6時前には峠の麓のコンビニで待機する。
そして、明るくなりだしてから登り始める。
明日の天気も相変わらず小雨だが、もうこれ以上宿泊する時間的余裕は無い。
少々ぬれるのは仕方ないし、路面のコンディションが悪くても帰らなくてはいけないと割り切った。
先が思いやられる気分だが、翌朝、早起きするために、俺は早めに寝た。

朝の4時に起きる。
簡単にシャワーを浴びて、帰る用意をして、チェックアウト。
外は、パラパラと雨が降っていたが、気にするほどでもない。
俺はロードバイクを輪行袋から出し、ホイールをはめ、孝子峠の麓に向かって走った。
麓にあるコンビニに入り、明るくなるまで立ち読みをして時間を潰す。
その完璧に組まれた予定に従って余裕をかましていたところ、「マジ!?」と叫んだ(心の中で)。
店内から外を見ると、なかなか明るくならない。
いや、明るくならないどころが、信じられない景色だ。
大慌てで、俺は外に出た。
大粒のシャワーが降り注ぎ、足元には水しぶき。
俺は言葉を失った。

※この記事は、2019年2月11日、俺が別のブログに投稿した文章を、加筆、修正したものです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする