(369)なにわ自転車道を走る~めっちゃ気持ちいい!と思ったが~

ロードバイクに乗り始めた数年前(忘れた)、何度か走ったなにわ自転車道。
道が狭い。
ジョギングをしている人に気を付けながら進まないといけない。
が、なにわ自転車道を経由して、淀川サイクリングロードに入り京都を目指すことが出来る。
そういったわけで、重宝していた。
しかし、淀川サイクリングロードで敵意(殺意)むき出しの野犬4匹にフォーメーションを組まれ、ペダルを回す脚を噛まれそうになって以来、こっち方面の道はなるべく敬遠していた。
「サイクリングは好きやけど、命懸けは嫌や」と率直に感じたので。
ほんまに恐怖。
トラウマなんですわ。

でも、淀川サイクリングロードの手前、野犬のいないなにわ自転車道は安心して走れるわけで、「久々に行ってみよう」。
俺はクランクを回した。

まずは2号線に出て(西宮市からちょっと走ろうと思ったら、いつもこうなる)、武庫川を渡り西へ進む。
三和商店街があり、かごもとさんのうまいホルモンが~、バスを抜いたり抜かされたりでなんとかかんとか~は省略し、神崎川に出た。
確か、この川は大阪府と兵庫県の境目。
まぁ、だからどうというわけでもないが。

Stravaをチェックすると、家からなにわ自転車道の入口まで8㎞ほど。
「ええウォーミングアップになったわ」とスタートし、堤防沿いの道を走る。
回りには自然が無く殺風景ではあるが、風を遮ってくれるので、この区間が一番走りやすい。

前方にロード乗りのおっちゃんが見えた。
ここまでどれぐらいの距離を走ったのか知らないが、肩で息をしている。
ずいぶんと疲れているようだ。
サイコンに目をやると時速30㎞程度。
おっちゃんは遅い。
さっと抜いて、俺は前に出る。
少し進んで振り返ると、おっちゃんとの距離がかなり開いていた。
「お互い、マイペースに走りましょう」。
心の中で声を掛け、クランクを回し続けた。
が、時々、景色に目を奪われ、立ち止まって写真を撮ると、おっちゃんに抜かされ、また走り出して抜き返し、しばらく進んで写真を撮っていると抜かされ、抜き返し…。
全然知らないおっちゃんだが、妙に親近感が湧いてきた。

以前、ちょくちょく走っていた頃のなにわ自転車道に対する印象は、「道が狭い」。
「道が狭い上に道を取り囲む草がぼうぼうで、さらに狭く感じる」。
「道、ガタガタ」。
「利用している人が多く、集中して走れない」。
あまり好きなサイクリングロードではなかったが、この日は違った。
「めっちゃ走りやすいやんけ!」。
ジョギングをしているカップル、キャッチボールをしている親子、ママチャリでゆっくり走るおばちゃん。
いろんな人がいるので、見掛けるたびに徐行したが、それでも楽しい。
クランクを回すと、それがそのまま、いや予想以上にスピードに変換される。
本当に気持ちがいい。

「久々に来て良かったわぁ」と心の底から思った。
が、帰りに気付いた。
痛いほど。
「あぁ、行きは追い風やってんな…」と。

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