(417)ロードで鳴門を登る~鳴門の町並み~

鳴門スカイラインを走り終え(たと判断)、俺とロードバイクを鳴門まで車で運んでくれたNさんとの待ち合わせ場所、渡船乗り場の駐車場に向かう。
つもりが、そこへ辿り着くには小鳴門海峡を越える必要があり、小鳴門橋を渡らないといけない。
ところが、歩道が無く路側帯の狭い橋。
「ロードで渡れるんか?」と不安になり、他の橋を探すことになった。

西に進み、あった。
小鳴門大橋。
「なかなか立派な橋やなぁ」と思うが、大鳴門橋も含め、似たような名前の橋が多くてややこしい。
まぁ、それはそれとして、「なんとか向こう岸に渡れるな」。
少しほっとする。
そして、登る。
鳴門スカイラインでも山と山を結ぶ橋を何度か渡ったので、「今日はよく橋を渡るよな。何度目の橋なんやろ?」と思う。
橋の上から景色に目をやると、渡船乗り場や鳴門に来るたびに走っている道路(走りにくい)が見える。
「アングルが違うと見栄えがええよな」って気持ちが半分と、「そんなもん、どうでもええわ」って気持ちが半分。
先に進む。

橋を渡り、螺旋状の滑り台のような車道をぐるっと下り、辺りを見回す。
渡船乗り場の駐車場までそれほど遠くない距離だ。
が、「参ったな」とも思う。
釣れているかどうかは知らないが、Nさんが真鯛釣りを終え、待ち合わせ場所に着くのは15時の予定。
なのに、まだ12時前だ。
「近場、鳴門市内でどっか行こか?」と考える俺。

2、3分悩み、「そやそや、撫養城行こか」。
以前、鳴門徳島サイクリングロードを走った時、ちょっとした山の上に天守閣が見え、「時間があったら寄りたいな」。
そう思ったお城。
ちなみに、俺はクロスバイクやロードに乗り始める前は、「趣味は何ですか?」と聞かれると真っ先に「城巡りです」と答える男だった。
共感された経験は一度も無い。

撫養城までのだいたいの方角やルートは把握しているつもりなので、Googleマップ無しで進む。
鳴門の競艇場を通り過ぎ、「多分こっちやな」と適当に走っていると、「おおー、ポカリ」(前にも見たけど)。
壁にポカリスエットが大きく描かれた建物。
その隣には、シンビーノ ジャワティストレートにクリスタルガイザー。
さらにその隣には、ボンカレー。
自己主張がエグい手書き看板が並ぶ。
「さすが、大塚グループが創業した鳴門」。
「これはこれで観光名所やで」。
「さっきアクエリアス飲んだけど、ポカリ飲みたなってきたわ」。

川沿いの道を走り、川を渡れば撫養城。
なのだが、最短距離となる撫養川大橋の入口は川沿いには無い。
少し内陸部に戻れば橋の入口があるようだが、「こういうパターン、死ぬほど面倒くさいねん」。
少し遠回りになるが次の橋を目指す。
いやね、ほんまに鬱陶しかった。
ムカムカしたよ。

少し南に進むと文明橋(記事を書きながらGoogleマップで橋の名前を調べた)。
とても小さな橋だ。
「こんなんでええねん。行くとこ一緒なんやから」。
愚痴りながら橋を渡り、ど田舎ではないが中心部でもない、複雑な感覚を覚える町並みを見て進むと、「あの山の上に何かあるわ」。
俺は目が悪いので、もう少し進んで足を止める。
「あれやな。撫養城の天守閣」。

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