(422)阪急塚口へ唐揚げを買いに走る-1

「武庫川サイクリングロードを走った後、何かうまいもん買って帰ろうか」と思い、ロードバイクに乗って家を出た。
想定しているルートから少し外れたところに、何軒か唐揚げをメインにした弁当屋があるので、「どこの唐揚げ弁当を食うか」。
真剣にそれを考えながらクランクを回す。

「ちょっと遠回りになるけど、武庫之荘まで走って『あっちゃん弁当』で買おか」。
以前にも記事に書いた、ボリューム感ありまくりのあっちゃん弁当。
うまかったし腹が満たされた。
が、ご飯とおかずを別に入れる容器ではなく、一緒に入れる大きく平たい容器。
ロードバイクに乗って持って帰るのに少々苦労した(中がぐちゃぐちゃになるのは避けたい)。
「なら、唐揚げ単品で注文しよか」。
缶ビールか缶チューハイを飲みながら、うまい唐揚げを食うのもいい。
「よし、決めた」。
しかし、決断が少々遅かったようで、武庫之荘に向かうには来た道を戻らなくてはならない。
「それはそれで面倒くさいよなぁ」。
「なら発想の転換だ」ということで、「塚口にある『あっちゃんのからあげ屋』に行ってみよか」。

以前、初めて「あっちゃん弁当」に行く前、ネットで調べて、唐揚げやハンバーグ、のり弁やシャケ弁も扱っているこのお店とは別に、唐揚げ専門の「あっちゃんのからあげ屋」が阪急塚口にあることを知った。
「うん、行ってみよう」。
「塚口やとちょっと遠くなるけど、まぁええわ。場所やルートを覚えたら次から便利やし、今から行こ」。
俺はクランクを回した。
ちなみに、この日の俺はめちゃめちゃ暇だったので、時間的には勿論、精神的にも余裕があったと思う。

武庫川サイクリングロードから上の道路、国道2号線に上がり、まずは東に進む。
道幅が広く走り安い上に、走り慣れたこの道。
自然と脚が回りスピードも上がる。
「阪神尼崎の近くまではこのペースで気持ちよく走られるな」と思った次の瞬間、「うっわ。前の方に阪神バス走ってるやん」。
宿敵、阪神バス…。
抜いて抜かれてのつばぜり合いが始まった…。
わけだが、勝ち負けがどうこうより、抜く時も抜かれる時も怖いんですわ。
事故に繋がるのが怖いんですわ。
神経がすり減る思いになるんですわ。

無事、阪神尼崎の近くまで来られたので左折して、尼崎池田線を北に進む。
「この道、ロードで走るん初めてやな」。
ふとそう思い、ややフレッシュな気分になって脚を回していると、陸橋が見えた。
「あぁ、JR神戸線をまたぐ陸橋やな」。
「それはそうと、ロードで渡ってもええんかな?」。
判断に困ってしまい、Googleで調べようとしたところ、少し先に地下道を発見。
SPD-SLシューズにクリートカバーを付け、ハンドルを押しながら地下道を歩く。
「面倒くさっ」。

1、2分で出口が見え、地上に上がる。
と、渋滞。
目的地の阪急塚口までさほど距離は無いはずだが、「この混み具合やと無駄に時間かかりそうやなぁ」。
うんざりしながら信号待ち。
ハンドタオルで汗を拭きながら前に目を向けると、「えぇ…。今度は阪急バスやん…」。
阪神バスの次は、阪急バスが立ち塞がっているではないか。
素直に「俺に何か恨みでもあるんか?」と思ったが、行先表示に「阪急塚口」とある。
「これは都合がええわ」。
バスに誘導されるように後を付いて行き、5分ほどで到着。
あっちゃんのからあげ屋。

つづく

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