(431)しまなみ海道を走り、とびしま海道を走り~島の駅 しまなみ~

因島大橋に続き2つ目となる橋、生口大橋を渡る。
同行者のSさん(40代 男性 このブログの数少ない読者)は、前をすいすい進んで行くが、 俺は脚を止めて景色を眺め写真を撮る。
しまなみ海道を走ると、いくつもの島を目の当たりにし、その度に「この島の人はどんな生活してるんやろ?」、「無人島やったらロマンあるよな」。
そんな想像をしていると、旅に深みが増して良い。

生口島の北側を走る。
この時も、サイコンを確認したところ時速30㎞ほど。
海に沿った平坦な道。
Sさんが前を走り風よけしてくれるので、俺は心地好くクランクを回し続ける。
と、ハンドサイン。
「左?」。
「道の駅の駐車場?休憩するんかな?」。
前日からしまなみ海道のルートについて話し合ったが、俺はまずゴールである今治に辿り着くことを最優先に考え、Sさんは遠回りしても景色を見て走ったり美味しいものを食べたいと考えている。
「寄り道?ってことは、ここで何か旨いもん食うんか」。
Sさんに従い、俺も左折。

サイクルラックには既に2台のロードバイクが吊るされ、Sさんはラックのスタンドにロードバイクを立て掛けた。
俺は「まだちょっとスペース空いてるやん」とラックにサドルを引っ掛けて、2人のロードをOTTO LOCKで結ぶ。
で、「ここに何をしに来たの?」と思っていると、「そこにね、有名なアイスクリーム屋があるんですよ。残念ながら、今日は開いてないみたいですね」とSさん。
まぁ、それはそれで助かる。
以前、クソ暑い日に淡路島を走り、冷たいものばかり補給したせいで腹痛に苦しんだ嫌な思い出があるので。

「では、ここに寄りましょか」。
自然な流れとして、サイクルラックの真ん前、「島の駅 しまなみ」へ。
レモンだか蜜柑だかのお土産が陳列されているが、「荷物になるから買えんよなぁ」と売場を流し見していると、「タコ天あるやんけ!」。
しかも、その場で揚げてくれるらしい。
「こんなもん、うまいに決まってるやんけ!」ということで、1本注文。
Sさんもタコ天と蜜柑か何かのジュースを注文し、店員さんから「3分ぐらい待って下さいね」。
店内をうろつきながら、揚げ終わるのを楽しみに待っていたが、「できましたー」の声がかからない。
5分経っても何の音沙汰も無く、土産物を見るのもいい加減飽きてきたので店の外に出る。
と、Sさんが「受け渡し口は外みたいなんですよ」。
「え?」。
「外でたこ天を受け取るんですよ」。
「はぁ?初めて来た店のシステムなんか知らんがな」だ。
せめて一言説明が欲しかった。

店の前のテラスで、おっさん2人でタコ天を頬張る。
前日からの苦労や雰囲気もあってか、「旨いわぁ」。
ビールが飲みたくてウズウズするが我慢。
自分を律する自分、大好き。

食べた後、少しの間のんびり。
走ってる最中はあまり話す機会はなかったが、「ちょうどええわ」と思いSさんに聞いてみた。
「今でしまなみ海道、全行程のどれぐらいなんですかね?」。
「次の島へ渡る橋ぐらいが中間地点かと思います」。
ほぼ平坦なので、体力は温存されている。
余裕。
「では、そろそろ行きましょか」とサドルに跨がる。
次の橋、多々羅大橋に向けて。

つづく

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