(462)ロードの旅 ビワイチ編~湖畔まで~

守山駅の西口より、ビワイチスタート。
したのはいいが、守山駅から琵琶湖沿いまでのルートは特に考えていなかったので、「とりあえず北西に走りましょうか」となった。
「適当に進めば琵琶湖に突き当たるやろ」。
そんな軽い気持ちで。

しかし、走り始めた時間帯が良くなかった。
高校生の通学時間とバッティングしたのだ。
歩道を走っても、また車道を走っても、ママチャリに乗った高校生が立ち塞がり、まったく進んだ気がしない。
ひとりイライラしていると、後ろを走るSさんが「コンビニがあれば寄って下さい」と声を掛けてきた。

高校生の波が途切れ、少し進んだところにローソンがあった。
いきなりの休憩だが、Sさんのリクエストでもあるし、俺の気持ちを落ち着かせるのに都合がいい。
一息つこう。

「今日は朝ご飯食べてないんですよ」と言いながら、Sさんはサンドウィッチか何かをむしゃむしゃ食べていたと思う。
「多分やけど、早朝、始発の電車に乗って守山まで来たから、何か食べてる時間が無かったんやろなぁ」。
俺はそう思いながらも、マグネットとセンサーの位置を調整するのに必死。
守山駅からここまで少し走ったが、サイコンにはスピードもケイデンスも表示されず気掛かりだった。
「何でかなぁ?家を出る時にはまともに動いてたのに…。輪行バッグを担いで移動してる時、どこかにぶつけておかしなったんかなぁ」。
テンションはどんどん下がったが、隣でSさんが何かとアドバイスをくれ、それだけで「ひとりで走るんと違って頼もしいよな」と感じた。

サイコンを調整し終え、世間話を数分したと思う。
「では、そろそろ行きましょか」となり、引き続き、琵琶湖に突き当たるであろう北西の方向に向けて(適当に)走った。

小雨の中、田んぼに囲まれた長い道を進み、信号の無い横断歩道に出る。
が、困った。
車はガンガン飛ばしている。
渡ろうにも渡れない。
右を確認して「車の流れが途切れたな」と思ったら、左から突っ走る車。
逆パターンも有り。
どのタイミングで渡ればいいのか集中して考え、GO。
「4、5mの横断歩道を渡るのに3分ぐらいかかったよな。ふざけやがって」と思い振り向くと、タイミングが合わなかったようだ。
Sさんは渡れていない。
しばらくSさんを待ち、合流して進むわけだが、ビワイチにおいて同じようなことが3回か4回あった。
滋賀県のドライバーの皆様、お願い。
許して…。
スムーズに渡らせて…。

相変わらず路面は湿っているが、Sさんに前を引いてもらい、そこそこ快適に進む。
が、ひとつ不安を感じた。
「それなりに走ったつもりやのに、琵琶湖が見えてけえへんな」。
「まさか、方向、間違ってる?」。
「Sさんは気付いてないんか?」。
疑心暗鬼になりながらクランクを回していると、やっと見えた。
湖畔が。

つづく

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