(479)久しぶりに尼っ子リンリンロードを走って-1

西宮市と尼崎市の境、武庫川沿いに整備された武庫川サイクリングロードは、はっきり言って俺のホームグラウンド。
まぁ、俺より速いロード乗りばっかり走ってますけどね。

いつもなら、2号線か旧国道からスロープで武庫川サイクリングロードに降り、北へ、宝塚市に向けて走る。
しかし、この日は「たまには南へ向かおか」。
マンネリサイクリングを脱却しようと試みた。

南に進む。
と、すぐに海に出る。
走れる距離は短いし舗装路でもない。
まぁ、わかってて走り出したわけだが、「これじゃあ、脱却でけへんな」。
ならばと、海側の道路(臨港線)の橋を渡り、尼崎市に入る。
「久々に『尼っ子リンリンロード』を走ろか」と。
それにしても、口にするには少し気恥ずかしい名前の道ですね。

(ちょっと照れながら書くが)尼っ子リンリンロードは、武庫川の海側から阪神尼崎駅を繋ぐ道で、工場と下町、商店街、それぞれの景色が楽しめる。
ただ、ロード乗りとして「ちょっと勘弁してやぁ」と感じるのが路面。
タイルとか板の路面は、なかなかスリリングで嫌いです。

「ゴルフの打ちっぱなしの角を左に曲がってと」。
周辺に工場が多いからか、ほぼトラックしか走っていない広い道路を進む。
交通量が少ないおかげで、積極的にクランクを回せて気持ちが良い。

パンフレット(尼崎市都市整備局発行)のルートに従い、歩道に乗り上げてゆっくり進むと、目の前にはゴミと緑が融合した景色。
「あぁ…」。
俺はロードバイクに乗ってあっちこっち行くが、ゴミのある景色はあまり記憶に無いので、悪い意味で新鮮に感じられた。
それにしても、道の脇にゴミを捨てる人には、そこにゴミを捨てなくてはならない、致し方ない事情でもあったのだろうか?

草むらの道を少し行くと広場に出た。
運河と工場が視界に飛び込み、「雰囲気出てきたでー」。
徐々にボルテージが高まった。
が、ふと足元に目をやるとタイル。
「これやねん。鬱陶しいのは」。
「普通にアスファルトでええやんけ」。
数年前、雨に濡れたタイルの上を走り、スリップして痛い目に合った。
それ以来、俺はタイルや煉瓦の道を走るのが怖い。
「気が進まんよなぁ」と素直に思うが、尼っ子リンリンロードの路面をわかった上で走りに来たわけで、文句言うのもおかしいわけで。
「まぁ、ええわ」。
気分を切り替え、尼ロックに向けてクランクを回す。

ここに記す尼ロックとは、塚口にある某有名らぁめん矢の醤油ラーメンではない。
尼崎閘門のことだ。
以前、尼っ子リンリンロードを走った際、「ちょっと遠回りになるな」とスルーした。
しかし、「1回ぐらい行っとかなあかんよなぁ」とも思い、この日、初めて尼ロックに向かったわけだが、本気で後悔。タイルの路面が延々続きやがって。

ちなみに、閘門の構造について説明すると、海側と運河側に1つづつ扉があり、扉と扉の間にあるスペースを閘室と言うそうだ。
通常、運河よりも海の方が水位が高く、船が近付くと運河側の扉を開き、船を閘室に通す。
そして、次に海側の扉を開け、閘室の水位を海側と等しくすることによって、船はスムーズに海へ…が可能になるらしい。
周辺がゼロメートル地帯であるとかなんとかという、尼ロックができた経緯について興味があれば、是非あなたの方で調べてみて下さい。
と言うわけで、帰ってからネットで仕入れた知識をひけらかしたわけだが、実際に見た印象としては「何か施設があるよなぁ」程度。
自分自身が船に乗って尼ロックを通過したら、「おおーー!」と唸ってしまいそうですけどね。

つづく

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