(488)ロードの旅 また来たビワイチ~雨の予感~

ピエリ守山でSさん(40代 男性 この不人気ブログが縁でロード仲間になった人)と待ち合わせ、しばらくは湖畔を走っていたが、やがて道は内陸部へ。
山や田畑に囲まれた景色の中を走る。

前回同様、1発目の休憩ポイントのローソンが見えてきた。
朝から何も食べていないので、軽くおにぎりでも食べたい。
そして、アクエリアスを飲みたい。

雨はまだ降らないが、相変わらず天気は悪い。
「クソみたいか雲が広がってるよな」。
「雨が降るのも時間の問題ですよ、えへへ」と警告されていると言うか、おちょくられている気分だ。
俺としては、雨が降る前にできるだけ距離を稼ぎたい…が、ローソンには寄る。
根性、無いんでね。
体を労りたいし、アクエリアスを飲みたいんですわ。

サイクルラックにサドルを引っ掛け、「お先にどうぞ」とお互いに譲り合った末、「では、お先に」と俺。
少々図々しい気もしたが、気を使いすぎるのもSさんに悪い。
焼肉のおにぎりを買った記憶はあるのだが、特に旨さを感じることも無く、ささっと食ってアクエリアスを飲み干す。
「旨いわぁ」。

ビワイチ走破よりも気持ちが満たかも知れない。
ご満悦で、俺の後に買い物に出たSさんを待つ。
サイクルラックに引っ掛けられたSさんのグラベルロードを観察しながら。
「ディスクブレーキ、間近で見るん初めてかも」。
「そっれにしても、タイヤの太さが尋常じゃないよな(ロードに乗ってる俺の感覚では)」。
「フラットバー、横に広すぎるんちゃうん?肩幅より広いような(俺の感覚では)」。
そして、「乗り心地はどうなんやろ?」と勝手に想像していると楽しくなってきた。

しばらくして、買い物を終えたSさんが帰ってきた。
興味津々の俺に気付いたのか、「良かったら乗ってみて下さいよ」。
その言葉は嬉しいが、問題が3つある(俺としては)。
1つ目は、「他人のロードに乗るのは持ち主に悪いのでは?」と思い、どうしても遠慮してしまう。
まぁ、持ち主が「乗ってみて」と言うので、それは問題無いか。
2つ目は、俺はSPD-SLシューズを履いているが、Sさんのグラベルロードはフラットペダル。
「大丈夫ですよ」とSさんは言う。
3つ目は、サドルの高さ。
Sさんの身長は175㎝ほど。
俺より7、8㎝高い。
サドルを跨いでも足が届くのか、そして、まともにクランクを回せるのか不安だ。
が、「どうぞどうぞ」。
そう言われ、サドルに跨がってみた。
「あ、いけそうやな」。

Sさんのグラベルロードに跨がり、ローソンの駐車場を軽く1周走ったところ、「おー、新鮮」。
フラットバーのため、胸を張った姿勢になる。
その上、サドルが高いので、普段ロードに乗っている時とは違う景色が見える。
「走りながら見える景色が、めっちゃ新鮮」。
ちょっとうっとりしたが、「向かい風の時とか辛そうやなぁ」とも思った。

「そろそろ出発しましょか?」とSさんに声を掛け、サイクルラックからロードを降ろす。
サドルに跨がり、ふと空を見上げると、一気に気が滅入った。
「あぁ、これはあかんわ」。
「今すぐにでも雨が降る感じやわ」。
「スーパーヒトシ君、5,000匹賭けてもええわ」。

溜め息を吐きながらクランクを回し始める。
「やっぱりなぁ…」。
予想通り、すぐに雨が降ってきた。

つづく

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