(493)ロードの旅 また来たビワイチ~雨が降り止んだ~

なかなか苦しめてくれた雨もやっと上がってくれた。
路面は少し湿っていたり、水溜まりが残っていた箇所もあったが、「なんとかなりそうやな」。
走る気力が湧いてくる。

路面に引かれたブルーラインに従い、長浜城周辺の公園に入り、ジョギングしている人とすれ違う。
「天気悪いのに、よう走るわ」と思ったが、俺も似たようなものだ。
天守閣が近付いたので10秒ほど眺め、写真を撮って次へ。
目的地は木ノ本だ。

湖畔の道を突き進んで、ブルーラインに従い右折した後、内陸部の田舎道を走って木ノ本に向かう。
わけだが、Sさん(同行者 40代 男性)から「右折せず、このまま真っ直ぐ走りましょう」と提案があった。
「わかる」。
俺も前回、ブルーラインの指示に対し疑問を感じたので、帰ってから調べたところ、湖畔の道を突き進むと危険なトンネルがあると。
「Sさん、ブルーラインに沿って右折して、前回と同じルートで進みましょうよ」。
悪いが、俺には冒険心もチャレンジ精神も無い。
Sさんを説得し、湖畔から内陸部の田舎道を進む。

「krmさん、前に走った時はちょっとした無駄のあるルートだったので、ショートカットしましょう」。
またSさんから提案があり、「まぁ、楽できるんやったらその方がええわ」と「OKです」。
Sさんに先導してもらい、クランクを回す。
「ええ環境やなぁ」。
「山に川に田畑。パーフェクトな田舎やな」。
鼻炎のせいで鼻から息をすることはできないが、空気がうまい気がした。

途中、珍しく信号があり、「木ノ本ではサラダパンを買いに行くんですか?」とSさんに確認を取った。
木ノ本に「つるやパン」というパン屋の本店があり、沢庵漬けを挟んだ「サラダパン」が名物らしい。
前回、「つるやパンに寄りたいです」とSさんが言っていたが、結局「結構です」と。
「ずぶ濡れの格好で店に入ったらアホと思われますわ」という理由で訪問せず。
で、今回も「ずぶ濡れの格好で店に入ったらアホと思われますわ」だそうだ。

確かに俺もSさんもずぶ濡れだ。
朝から雨に打たれたせいで、ジャージからインナーパンツまで。
「何か気持ち悪いよなぁ」と思いながらクランクを回していたが、雨が止んだため事態は変わる。
「暑い…」。
「暑すぎる…」。
トップチューブに水滴が落ちた。
おそらく汗だろう。
「暑い…」。
「ちょっとぐらい雨降ってくれていいねんで」と思う。

つづく

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