(536)ロードバイクに乗って淡路島を走る~のんびりいきましょうよ~

フルアワイチのルートを完璧に間違えてしまったが、気にしないよう心掛ける。
「一部、ショートカットでいいでいいじゃないか」と、引続き28号線を進み、福良を目指す俺。

現実を前向きに捉え、先に先に。
山に囲まれたのどかな景色。
「小鳥のさえずりが、まるで俺への声援のようだね」とかなんとか感傷に浸っていると、登り坂。
「だっる…」。
気持ちは一気に沈んだが、集中してクランクを回す。

これまで眠気に苦しんだが、登っている間はそれなりに気合いが入ったのだろう。
おかげで睡魔に襲われなかった。
死ぬほど嫌いな登りに感謝したのは、この時が初めてかも知れない。
「山は眠気覚ましになるな」。
「うん、今日は積極的に登っていこう」。
そう自分に誓う。
しかし、既に道を間違えた。
そのせいで、淡路島南東部の山岳コースはスルー。
まぁ、過ぎ去ったことは忘れよう。

登り切った先にトンネル。
念のためにフロントとリアのライトを点け、さほど暗く感じないトンネルを潜り抜けると、「うっわぁ」。
空が強烈に眩しい。
ロングライドに出て天気が良いのは有り難い。
ただ、急に明るくなったからか、または眠気のせいか目がしょぼしょぼする。
「あ、そう言えば、スタートした時からアイウェア掛けて無かったな」。
バッグをまさぐる。
「い…」。
「無い…」。
ウィンドブレーカーに続き、アイウェアも家に置いてきたようだ。
気にしない気にしない…。

手のひらを目にあて、頭を振る。
そして、また前を向いて脚を回そうとしたところ、「何やろ?あれは」。
それなりに緑に囲まれ、高い建物など無い小さな町。
自然と空が視界に飛び込む。
「変わった雲やなぁ」。
「飛行機雲?」。

トップチューブに跨がったまま、右足はペダルの上。
左足で体を支えながら、飛行機雲の写真を撮る。
「ほぉ、まだ上の方まで続いてるなぁ」と、空を見上げながらスマートフォンと頭の角度を45度にして…バシャ。
「おー、まだまだ伸びてるわ。飛行機雲」。
スマートフォンと頭の角度を90度にして…後ろにひっくり返りそうになった。
眠気のせいで、頭も足下もふらふらなのだ。

話は変わるが、俺は子供の頃からスポーツ漫画をそれなりには読んできたと思う。
まぁ、それなりに好きなジャンルなんだろう。
ただ、読んでいてどうしてもイライラした。

例えば、野球漫画の場合、「その一球に気持ちがこもってるのはわかったから、早く投げろよ!」。
「何で4点差で9回裏やねん!?満塁ホームランが出て延長になるん見え見えやんけ!早く終われよ!」。
サッカー漫画の場合、「ロスタイム、長すぎるやろ!早く終われよ!」。
「何でここぞという時に怪我人続出やねん!?早く立てよ!早く試合終わらせろよ!」。
自転車漫画の場合、「ゴールまで残り500mで、何で回想シーンやねん!?早くゴールしろよ!ゴールした後に回想しろよ!」。

とまぁ、展開が遅いと読んでいてイライラする。
が、その矢印を俺自身に、そしてこのブログに向けて向けてみると、特に山場も無いくせに展開が遅い。
本記事においても、「山に囲まれたのどかな景色」から「飛行機雲を撮影しようとして、後ろにひっくり返りそうになった」まで、1㎞も進んでいなかったと思う。

「いやぁ、悪質なブログやで」。
「ほんまに悪質な記事やで」。
別に悪気は無いのだが、客観的に見て「かなり悪質やな」だ。
しかし、これも自分の癖と言うか型なので、数少ない読者の方々、ご了承頂きますよう宜しくお願いします。
まぁ、のんびりいきましょうよ。

つづく

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