(561)ロードバイクに乗って地蔵寺、そして大日寺へ。-1

瞼(まぶた)を開けるとセブンイレブン。
助手席であくびをしながら、「着いたんですね、鳴門」。
「はい」と、運転席でNさん(50代 男性)が答えた。

11月25日。
真鯛釣りのため、わざわざ鳴門へ行くNさん。
彼の車に乗せてもらったのは、確か、朝の4時前だったと思う。
トランクにロードバイクを積み、西宮を出発。
車内で少しは世間話をしたが、俺はいつの間にか寝てしまい、気が付けば鳴門のセブンイレブン。
釣りの前にNさんがおにぎりを買う、いつものセブンイレブンだ。

シートベルトを外し、「あ、俺、ちょっとトイレ借りてきますわ」。
入口の自動ドアをくぐり、トイレに向かって早足で通路を進む。
と、客のおっさんが怪訝な表情で俺を睨んできた。
「え?何や?」。
少し気になったが、「そんなことよりトイレ、トイレ」。
トイレのドアノブに手を掛ける。
と、やや早いタイミングで中から出てきたおっさんが怪訝な表情で俺の顔を見た。
「え?何や?」。
正直、気にはなったが「トイレ、トイレ」。

用を足して、心に余裕が生まれる。
「さてと」。
洗面台で手を洗いながら、鏡に映る自分の顔を凝視。
ふたりのおっさんに不審がられた理由が、どこかにあるはずだ。
目、口、鼻…。
特に異常は無い。
鼻血を流してるわけでもなければ、目が腫れているわけでもない。
なら、何故か?
何故、他人から嫌な目で見られたのか?

洗面台から離れられず、もう一度、鏡を凝視する。
と、「しまった!」。
「あぁ、それかぁ…」。
俺は迂闊だった。
寝ぼけていたせいで、マスクをせずに入店したのだ。
「うっわぁ。今のご時世で…我ながら非常識」。
ポケットに手を突っ込み、マスクを取り出す…つもりが、無い。
「あぁ。車に忘れてきたみたいや…」。
俺はうつむき加減に店を出て、車に戻った。

助手席に座り、「俺はほんまにぼんやりしてるわ…」と溜め息を吐いた後、ひとり反省会を開く。
マスクをせずに入店。
今回と同じミスを、俺は何度も繰り返している。
大抵は、サイクリング中、コンビニに寄った時。
一応、ジャージのバックポケットかサコッシュにマスクを忍ばせてはいる。
が、入店する際に着用するのを忘れてしまうのだ。
本当に迂闊である。
「で、再発防止策としては…」。
考えた結果、サイクリング中で何であろうと、家を出て帰ってくるまではマスクを外さないことにした(飲食時は許可)。

ひとり反省会を終えた頃には、渡船乗り場の駐車場。
朝の6時前だ。
Nさんはバタバタと釣りの準備をしているが、俺はぼんやりと景色を眺めた。

つづく

のだが、先に断っておく。
このブログの記事は、俺がロードバイクに乗り、それによって得た経験を記すのが基本となっている。
しかし、前から読んでくれている人は既に諦めているだろうが、一応、以下の注意点がある。
1.サドルに股がるまでが長い。
2.走り出しても展開が遅い。
3.最後まで読み進めても、何も残らない。
以上。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする