(603)千博屋の唐揚げ弁当を目的とした淡路島ライド~Nさんの誘い~

2月9日。

昼飯を食った後、ぐったりとパソコンに向かっていると、ショートメールが入った。
「こんにちは、krmさん。ご無沙汰しています。いかがお過ごしでしょうか?」。
メールの送り主は、いつも俺とロードバイクを車に乗せて、鳴門や淡路島に連れて行ってくれるNさん(50代 男性)。
「病気などせず普段通り過ごしています」。
ささっと返信し、またパソコンに目を向ける。

2分経過。
「急ですが、明日のお昼前にラーメンを食べに行こうと思っています。ご一緒にいかがですか?」。
またスマートフォンを見詰め、「なるほど。それが言いたかったんか。急に改まったメールが来ておかしいと思ったわぁ」。
で、考える。
せっかく誘ってもらったのに、断るわけにはいかない。
ただ、ラーメンマニアのNさんのことだ。
大阪か神戸に遠征し、評判の良い店を選択するだろう。
もちろん、並ぶのは当たり前。
「正直、ラーメンに対して『並んでまで食べたい』っていう熱さ、今の俺には無いしなぁ」。
「もうなぁ、疲れるねん」。
というわけで、せっかく誘ってもらったが、お断り。
「すみませんが、1時間程度で行って食べて帰ってこれる店ならいいですけど。遠出する場合は行けません」。

1分経過。
「では、ラーメンについては日を改めます」とNさん。
俺はスマートフォンをパソコンの脇に置き、「仕事しよか」と思ったが、「あ、忘れてたわ」。
Nさんに伝えなければならないことがあった。
3月に、神戸の高い焼鳥屋に行く約束をしていたが、緊急事態宣言のせいで予約しようかどうか迷っている。
「Nさん、焼鳥屋の予約、どうしましょ?先行きが不透明で対応に困っていまして」。

3分経過。
「焼鳥屋は延期ということで、メンバーに連絡しましょう」とNさん。
その後もだらだらとメールのやりとりを続け、話題は共通の知人であるBさん(彼は我がサイクリングチームのメンバーでもある)に移った。
「最近、Bさんはどうしてますかね?連絡取り合っていますか?」と俺。
「『2月11日、淡路島へ釣りに行きませんか?』とメールしたのですが、返事が無いですね」。
「ほぉ、淡路島行くんですか?いいっすねー」。
「よかったら、krmさんも行きますか?」。
「はい、喜んで」。
急に嬉しい予定が入った。

待ち合わせ時間など当日のスケジュールは後で連絡する…ということで、「仕事休めるように片付けとかなあかんわ」。
スマートフォンをパソコンの脇に置いて、俺は仕事と向き合った。
が、頭の中は淡路島一色。

前回、淡路島を走ったのは、去年の10月だったと思う。
スタートの時点で、眠いは寒いは暗いは…で最悪。
途中で道を間違え(ほぼ海沿いを走るため、間違う方が難しいレベル)、南部の山岳コースをスルー。
結局、アワイチ完走とはならず、少し情けない思いをした。
「でも、明後日(2月11日)は大丈夫。はっきり言って、今回の俺は一味違うよ」。
ふつふつと沸き起こる、根拠の無い自信。

つづく

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