(136)サコッシュを引っ提げて走る。鳴門徳島サイクリングロード-5

海と田畑を横目に、鳴門徳島サイクリングロードを走る。

今、どの辺りを走っているのか?
残り、どれぐらいの距離でゴールに着くのか?
この先、どの様な道を走るのか?
誰かがアップしたルートラボを見てみると、徳島阿波おどり空港を突っ切るルートを進んでいる。
丁度、単調な景色を見飽きていたので、「空港の様子を見ながら走るなんて、ちょっとおもしろそう」と、期待を込めてクランクを回した。

空港の手前まで来た。
緩やかな登りがあったので、「この道か?」と思い進んでみると、通行禁止の意味だろうか?
道にロープがはっていた。
「違うか」と思い、来た道を戻り、別の道を進むと、どうもおかしい。
左手に壁。
進んでも進んでも壁の、やたら長い一本道を俺は走っている。
困った。
Googleマップで確認。
空港の真ん中を突っ切らず、空港の周りを走っているようだ。
壁の道をそのまま突き進んだが、随分と無駄な距離を走ったと思う。

やがて、目の前に大きな川が広がる。
吉野川だ。
以前、ロードバイクで徳島市内をうろついた時、吉野川沿いを走ったところ、交通量が多くて、えらく怖い思いをした。
俺の横を車がビュンビュン通り過ぎ、身の危険を感じるが、土手の上を走っている俺には、逃げ場が無い。
また、俺を抜かそうにも、道が狭くて抜かせないトラックの運転手には、悪いことをしたなと思う。
あの時、すごく申し訳ない気分で、足を回した。
運転手の人、誰か知りませんが、すみませんでした。
まぁ、向こうも俺のことなんか、いちいち覚えてないと思うけど。

「こっち側は、交通量が少ないな」と、川沿いの道をのんびり走り、吉野川大橋に着く。
鳴門徳島サイクリングロードのゴールだ。
大した距離ではなかったが、一応、走破した。
と同時に、「帰りはどうしよう?」。
悩む。
来た道をそのまま引き返し、待ち合わせ場所である鳴門の渡船乗り場に戻ってもいいのだが、それを選択すると、水分補給ができない。
「コンビニも無ければ、自販機も少ないサイクリングロード。もうええやろ」と、その場から北へ進路を変える。
別ルート、11号線を進み、渡船乗り場に向かおう。
何でもええから、とにかく、一刻も早く水を飲みたい。

11号線は広い道路で、走りやすい。
いかにも郊外らしく、道路の両サイドにちらほらとお店がある。
ただ、どうも自販機が見当たらない。
特にトイレに行きたいわけでもないし、水を買う程度の用事でコンビニに入るのも面倒だ。
いたずらされないように、ボトルやライト、サイコンを収納するのが面倒だ。

いや、違う。
俺は、コンビニに寄らなければならないのだ。
サコッシュの使い勝手を検証しなければいけない。

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