(137)サコッシュを引っ提げて走る。鳴門徳島サイクリングロード-6

サコッシュの恩恵を受けたい。
その優位性を感じたい。
鳴門徳島サイクリングロードの帰り、俺はローソンに寄った。

今までは、リュックを背負ってロングライドに出て、コンビニに寄るだけで、一苦労だった。
ライト、サイコンを外し、リュックのポケットに入れる。
クリートカバーをリュックのポケットから出し、ビンディングシューズのクリートにはめる。
リュックのファスナーを開け、チェーンを取り出し、その空いたスペースにボトルを入れる。
アイウェアとヘルメットを、リュックの所定の位置にひっかける。
たかが水を買い、トイレを借りるだけでも、何かと面倒くさい。
今、↑のプロセスをこの記事に書いてるだけで、面倒くさくなってきた。

更に、コンビニから出てきて出発する際、ライトとサイコンを付け…と、また手間が発生する。
繰り返すが、『面倒くさい』。

ところがだ。
サコッシュだと、かなり楽に感じる。
ファスナーの開閉もなく、入ってるものを出し、収納すべき物は適当にぶちこむ。
コンビニの前にロードバイクを止めてから、入店するまでの時間は短縮され、手間も省ける。
「最高」としか、表現のしようがない。

俺は、まだ充分に余裕がある足を回し、鳴門の渡船乗り場に向かった。
足は動かしているが、頭は暇なので、リュックの優位性、そして、サコッシュの優位性を考えながら。
「宿泊を想定した着替えが必要なサイクリングは、リュック」
「宿泊を想定しない、最低限の荷物だけのロングライドはサコッシュ」
「何かトラブルがあっても、ロードをひいて帰れる距離のサイクリングは、手ぶら(財布とかお守りを、ジャージのバックポケットに入れる)」
結論が出た。

それと、もうひとつ。
サコッシュの場合、リュックと違い構造がシンプルなので、「なんでもかんでも、出すだけ。放り込むだけ」という点が良い。
所定の位置にこれをかけ、所定のポケットにこれを入れ…が無く、物の出し入れが、とにかく楽だ。
整理整頓が苦手な俺には、かなり都合がいい。
「整理整頓?」
「あ、そうか!」
クランクを回しながら、気付いた。
俺の部屋が汚い理由を。

ロードと俺は進む。
俺を鳴門まで連れてきてくれたNさん。
彼の車を止めた渡船乗り場に、やっと着いた。
待ち合わせ時間には、まだ余裕がある。

借りていた車の鍵でトランクを開け、フレームとホイールをばらし、車に詰め込む。
ビンディングシューズから、スニーカーに履き替え、サコッシュにボトルを入れ、肩にかける。
「さぁ、鳴門のうまそうな店に行こうか」と、俺は歩きだした。

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