(634)ロードバイクと共に三重県へ行こう~伊勢へのルート~

「ルートについてですが…」。
今回の旅に出る前、Sさん(40代 男性 三重県在住)とメールのやりとりをした中で、津市から伊勢市へのルートについても話し合った。

Sさんが言うには、「国道を走れば手っ取り早いです。約45㎞。ただ、交通量が多く走りにくい箇所もあります」と。
なるほど。
手っ取り早いのは有り難い。
ただ、遠出してまで走りにくい環境の中でクランクを回すのは嫌だ。
抵抗を感じる。
何か打開策は無いものか?

考える。
兵庫県在住の俺は、Sさんと違い三重県の地理に疎い。
が、伊勢湾沿いに走りやすい道があるのではないかと思い(根拠は無い)、「国道以外にルートはありませんか?」と尋ねてみた。
「海沿いで景色が好くて走りやすい道、あるでしょ?」と。
Sさんからの回答は、「調べてみます。ただ、距離は延びると思いますよ」。

そして、当日。
津城を後にし、国道の交差点で信号を待ちながら言葉を交わす。
「この走りにくい国道を回避して海沿いの道に出ますが、伊勢への距離は延びます。だいたい50㎞ぐらいになりますよ」。
「はい、OKです」。
「では、とりあえず堤防道路に進みましょう。海沿いの道です」。
「はい、OKです」。
「ただ…ですね…」。
説明は続く。
まぁ、それを簡単に記すと以下の通りだ。

津市~伊勢市の中間に松阪市がある。
津市→松阪市→伊勢市だ。
松阪→伊勢へは、走りにくい国道を避けることは可能。
海沿いのルートがある。
ただ、津→松阪のルートは、国道を回避しにくい。
と言うのも、津→松阪の間にはいくつかの川が流れており、川を渡るには橋がある国道に出なくてはならない。

と言うわけで、無駄に迂回しなければならないようだが、距離的に少々遠くなってもストレスを溜めずに走りたいと思う。
「それで結構です」。
我々は海沿いの道へ足を向けた。

Sさんの背中に目をやりつつ、歩道をゆっくりと進む。
以前、記事にも書いたが、彼との付き合いは一昨年から始まった。
ブログの問い合わせフォームからメールをもらい、それが切っ掛けとなり松阪~伊勢~鳥羽や、しまなみ海道、ビワイチを共に経験した。
そして、ルートについては、いつもSさん任せ。
「今回も頼みますわ」。
心の中でそう呟く俺。

と、「あ!あぁ…」とSさん。
「どうしました?」。
「この堤防道路を走ろうとしてたんですが、工事で通行止めですね…」。
いきなりルートの変更を強いられることになったが、時間には余裕がある。
「じゃあ、とりあえず他の適当な道を進みましょうよ」。
「わかりました」。
Sさんに誘導され、堤防道路から一本逸れた道を走る。
今回の旅が、今回のライドが、やっとスタートした。

つづく

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