(651)ロードバイクと共に三重県へ行こう~夜明けまでの俺~

ラーメン屋を出て、今夜宿泊するホテルへ向かう。
朝から移動したせいで疲れているのか、今すぐ眠りたい気分。
「お疲れ様でした。また明日、10時に迎えに来ますので」。
「お疲れ様でした。明日も宜しくお願いします」。
ホテルの前でSさん(40代 男性 三重県在住の同行者)と別れ、部屋に戻る。
そして、ベッドに横たわった。

眠りについたのは、21時頃だったと思う。
まぁ、早寝早起きはいいことだ。 
が、どうも寝苦しさを感じ、目を覚ます。
おそらく、3回か4回、寝ては起き寝ては起き…を繰り返した。

熟睡できない。
どうも、ぐっすりと眠れない。
その原因は何か?
考える。
部屋自体は、1泊5,000円にしては良い方だと思う。
俺の部屋と違い、綺麗だ。
部屋に不満は無い。
外や隣の部屋からの騒音も無い。
では、何が原因か?
引き続き考えたところ、「原因はこれやな」。
ひとつの結論に至った。

枕だ。
俺が家で使っている枕は、使い古したふにゃふにゃの枕。
ふにゃふにゃ枕を2つ重ね、絶妙な柔らかさと高さを実現した。
個人的には傑作だと思う。
片やホテルの枕は硬い
高さも自分好みではない。

「なるほど。俺とホテルの枕は相性が悪いんやな」。
納得できる答えが出て、すっきりした気分にはなったが、「どうでもええこと考えて、余計に寝られへんようになったやんけ!」。
誰に怒りをぶつければいいのか。
時計を見ると、4時前だった。

寝るのは諦め、缶コーヒーを飲みながらスマートフォンを手にtwitterを起動。
とりあえず「いいね」を連発し、また時計を確認する。
まったく時間が進んでいない。
Sさんとの待ち合わせは10時。
それまで俺は、どう暇潰しをすればよいのか。

YouTubeを起動する。
結果を知っているくせに、昨日のヤクルトvs阪神戦のダイジェストを視聴。
「阪神有利な展開やったけど、ヤクルトの打線は強力やし気が抜けんかったな。まぁ、9回に代打で出てきた陽川のホームランで止めを刺せてよかった」。
「控えの陽川が結果を出した。大したもんやで。選手層の厚さを感じるわ」。
感心した後、時計を確認。
時間は進んでいない。
もう一度、昨日のヤクルトvs阪神戦のダイジェストを視聴。
「阪神有利な展開やったけど、ヤクルトの打線は強力やし気が抜けんかったな。まぁ、9回に代打で出てきた陽川のホームランで止めを刺せてよかった」。
「控えの陽川が結果を出した。大したもんやで。選手層の厚さを感じるわ」。
感心した後、時計を確認。
時間は進んでいない。
さらに、昨日のヤクルトvs阪神戦のダイジェストを…。

「もうええやろ。なんぼ阪神が勝った試合でも、ええ加減飽きてきたわ」。
何か生産性のあることに時間を費やそうと、Gmailを起動。
ブログに投稿する記事の下書きを始める。
今となっては、どんな内容でいつ投稿した記事かは憶えていないが、俺は何かを書いた。

「ここは表現を変えた方がおもろいんちゃうかなぁ」。
「ここからここまでは回りくどすぎる。消した方がええな」。
不人気ブログを書いていても、俺は一丁前に煮詰まる時がある。
「う~ん、どうしょうか」と悩みながら、机の上に置いた缶コーヒーに手を伸ばすと、カーテン越しに射し込む朝の光は…目に入らなかった。
ただ、「もう明るくなってきたかなぁ」と思い、カーテンを開く。

一応、夜は明けたようだ。
空は雲に覆われているが。
「今のところ雨は降ってないみたいやけど、やっぱり今日は雨なんやろなぁ。天気予報の通りに…」。

つづく

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