(661)ロードバイクと共に三重県へ行こう~ドライビングテクニック~

「もういいですかね?そろそろ行きますか?」。
車に戻り、Sさん(40代 男性 三重県在住 このブログを読む知的な人)に声を掛ける。
「はい」。
アクセルを踏むSさん。

白いアーチ型の橋(麻生の浦大橋というらしい。帰ってからネットで調べた)を渡らず、下をくぐる。
そして、民家に挟まれた狭い道を進むのだが、車の免許を持っていない俺からすると、「この人(Sさん)、乗ってる車は軽自動車やけど、実はとんでもないドライビングテクニックを持ってるんちゃうか?」と思った。
まるで、車とSさんが一体化してるように、車1台やっと通れる道をすいすい走るのだ。

去年、伊勢でSさんの車に乗せてもらった時も、「この人のドライビングテクニック、ヤバいんちゃうん?」と感じた。
川沿いの狭い道、落ちたら死ぬ(は言い過ぎか)のシチュエーションで、水を得た魚のような走りを見せてくれた。
確か、俺はその時、「凄まじいドライビングテクニックですよね?」。
そう尋ねたところ、「いえいえ」と。
「車は別に…ですね。車なんか洗うよりも自転車を洗うことの方がよっぽど多い。車はその程度です」とのこと。

—–中断—–
上記において、「ドライビングテクニック」という言葉を乱発したが、「『ドライビングテクニック』って言葉を書きたくてウズウズするわぁ」といった心境で、この記事を書いているわけではない。
気になさらず読み進めて下さい。
—–再開—–

狭い道を軽快に走り、少し開けたところに出る。
と、「マルナカ水産マルマ本店」。
予約した牡蠣小屋だ。
既に何台かの車が駐車され、店の前に車を止めるのは難しい。
徐行しつつ、「『この先、第二駐車場』って看板、今、見ましたよね?」。
Sさんにそう聞かれて「はい」と答えたが、申し訳無い。
俺はそんな看板を見ていない。
俺は頭の中でシミュレーションしていたのだ。
この後、神宮球場で始まるヤクルトvs阪神の試合展開を。

ヤクルトの予告先発は奥川。
今年、プロ2年目。
元高校球界におけるスターのひとり。
とは言っても、プロでの経験は浅い。
しかしだ。
そういう投手にこそ阪神は弱いのだ。
簡単には攻略できないだろう。
不安しかない。
どうすれば阪神が勝てるのか…を考える。
監督でもないのに。

少し進んだところに、砂利敷きの駐車場。
予約の時間まで、まだ余裕はある。
いつ雨が降ってくるかわからない空模様なので、車の中でしばらく待機しているのが賢明だろう。
しかし、この後、神宮球場で始まるヤクルトvs阪神のことを考えると、いてもたってもいられない。
車の中でじっとしている場合ではないのだ。
もう、俺の闘志は湧き上がっている。
選手でもないのに。

「先に店へ行っときますね」。
車のドアを開ける俺。

つづく

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