(708)ロードバイクに乗って、和歌山1泊2日の旅~このブログを読んでくれる人が僅かに増えたが~

孝子峠を登り終え、ボトルの水を飲んだ後、「さぁ、行こか」。
下る。
左手に和歌山大学、イオン、マンション、住宅街。
10年近く前、初めてこの道を下った時は、あっちもこっちも工事していたような気がする。
「何か、走るたびに景色が変わってへんか?」。
「随分と発展したもんやなぁ」。
不思議な気分だ。
軽くブレーキを掛け、減速しながら辺りを見回す俺。

下りが終わり、予約したホテルに向けて平坦な道を進む。
ホテルは和歌山市駅の近く。
まぁ、和歌山の都心部だ(ろう)。
そこへたどり着くには、紀ノ川を渡らなければならない。

「だっるいわぁ…」。
狭い割りに、それなりの交通量。
車道の左端はガタガタで、歩道に逃げてもガタガタ。
ここも何度か走った道だが、いつも鬱になる区間だ。

右側を通り過ぎる車に神経を尖らせつつ、下に目をやり路面にも注意を払う。
「速度などどうでもいい。怪我をせず少しずつ進めればいい」。
自分にそう言い聞かせたが、どうしても不快感が込み上げてくる。

以前、記事に書いた。
「クソのようなライドの経験は記事として書きにくい」と。
理由は、書いていて、鬱陶しい記憶が蘇るからだ。

「あぁ…。帰ってから、この道を走ったこと、どう書けばええんや?」。
「走りにくくてだるい…を詳細に書くんか?」。
「ほとんど愚痴にしかならんぞ」。
そんな悩みを抱えながら、俺はクランクを回す。

話は変わるが、6月頃からこの不人気ブログに変化が見えた。
何も、アクセス数が爆発的に伸びたわけではないが、とても小さな単位で変化があったのだ。
例えば、それまで1日の訪問者は50人前後。
閲覧ページ数は100ページ前後。
記事を書いて、それをtweetし、結果として提示されたのが以上の数字。
ところが、記事を書かなくても200ページ、300ページ読まれる日が増え、訪問してくれる人も微増した。

「これはどういうことや?」。
ブログの管理画面を開くと、答えは簡単に出た。
Google検索からこのブログを訪問する人が増えたのだ。
1日あたり1人か2人だったのが、10人前後に。
これは大きい。
さらに調べると、「Bianchi BERGAMO」や「BERGAMO あさひ」、「BERGAMO 評価」の検索ワードで訪問してくれているようだ。

ちなみに、BERGAMOとはサイクルベースあさひで売られているBianchiのロードバイク。
確か、10万円前後で入門用としては最適。

で、おそらく、「BERGAMO あさひ」などで検索し、このブログを訪れた人は、BERGAMOのインプレを読みたかったと思う。
しかし…だ。
俺が書いた記事は、BERGAMOのインプレではない。
BERGAMOを買いに行くチームメイトに付き添った話だ。
チームメイトは、遅刻やらなんやらと意味不明な行動を繰り返し(常識が通用しない人なので)、俺はイライラしまくり…を記事にした。
申し訳無いが、BERGAMOのインプレなど一切していない。
愚痴っただけだ。

「乗鞍を登りたいんですよ」。 「イベントあるでしょ?乗鞍ヒルクライム。あれに参加したいんです」。 偶然、焼鳥屋でチームメイトのBさんに会い...

BERGAMOのインプレを期待し、訪問してくれた(であろう)人は、このブログからすぐに去った。
まぁ、当たり前だ。
期待を持たせるようなタイトルで、期待を裏切りまくる内容を書き、本当に迷惑を掛けたと思う。
が、不思議なことに、10人に1人はとどまってくれたようで、過去の記事を読み、閲覧数を増やしてくれる。
有り難い。

「読んでくれる人が増えたんやからなぁ…」。
信号待ちの間、郊外型大型店の看板をぼんやりと眺めながら考える。
「読んでくれる人が増えたんやから、『読んでよかったなぁ』と思ってもらえる記事を書かなあかんよなぁ」。
「でも、走ってて不快な気持ちになる道…を走った時のことは、気持ち良く書かれへんねんなぁ」。
「うん、いい記事にはなりにくいわ…」。
信号が変わり、頭を抱えつつクランクを回す。
そして、しばらく進むと、紀ノ川に架かる橋が見えた。

つづく

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