(710)ロードバイクに乗って、和歌山1泊2日の旅~もうそろそろか?やきもきするぜ~

「そろそろか?」。
そう思いながら、今、俺はパソコンと向き合っている。
「そろそろちゃうか?」。
「俺に和歌山観光大使のオファーがくるのは」。
先日から、墓参りついでに和歌山を訪れる記事を書き続け、これで15回になる。
15回ですよ。
「もうそろそろやろ?」と感じるのが普通だろう。

もしかして、和歌山県知事や和歌山市長は、俺やこのブログを見くびっているのではないか?
少し不安になる。
俺は自分を出せない性格なので、控え目に記事を書いているが、実はこのブログ、海外からのアクセスが多い。
つまり、俺のさじ加減ひとつで、コロナが落ち着いた後、海外から和歌山を訪れる観光客を増やすことも出来るし、減らすことも出来る。
自慢じゃないが、今日もブログを通して海外からメールが届いたよ。
全部、スパムなんですけどね。

さて、話を6月25日の18時15分に戻す。
和歌山城の駐車場へ走り、「天守の写真を撮ろう」とスマートフォンを構えたが、アングルが気に入らない。
「そんなもん、気にしてるだけで、撮ってみたら納得できるやろ」とシャッターボタンを押してみたが、やっぱり気に入らない。
大天守の手前にある小天守が邪魔なのだ。

「やっぱり、アングルが悪いよな」と、右に行ったり左に行ったりしたが、所詮、駐車場の狭い範囲でうろうろしているだけ。
大して違いの無い写真を数枚撮ることに。
「う~ん、こいつは参ったな」。
サドルに跨がる。
天守に近付けば、また別のアングルで写真を撮れるだろう。

鳥居をくぐり(城内には護国神社がある)、少し進むと上り坂。
「さっき孝子峠を登ったところやのに、また登らなあかんのか?」。
気が進まない…が、仕方無い。
だらだらとクランクを回し続ける。

「もうそろそろか?」。
俺は天守に近付いている。
うん、そのつもりで走っている。
しかし、周りには鬱蒼とした木々が立ち並んでいるため、天守が見えない。
距離も現在地も分からない。
嫌な予感がしてきたところで、道の左端に立て札を発見。
「天守閣→」。

「ナイス。この階段を上がったら天守か」。
サドルを降り、トップチューブを肩に担いだ。
が、「何か面倒くさいよなぁ」。
そんな気分が俺を支配。
「もうええやろ」。
「天守はええやろ」。
「天守の写真なんか撮ったところで、どうせ和歌山の観光大使に任命されるわけでもないし」。
来た道を引き返す。
結局、時間と体力を無駄にしただけだ。

城の前を通る道に戻り、ホテルに向かって走る(方向を間違えていることに後で気付く)。
と、「あ!ここからやと大天守と小天守があんまり重なってへんわ」。
俺はジャージのバックポケットからスマホを取り出した。

つづく

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする