(757)ロードバイクに乗って撫養城へ、らーめん山東へ~何らかの理由とは~

鳴門駅周辺を軽く走った後、東に進むと文明橋。
先日、記事に書いた、鳴門徳島サイクリングロードにおいて、スタート地点に設定した橋だ。
まぁ、いい。
それはいい。

文明橋を渡り、更に東へ向かう。
正面には山(帰ってから調べたところ、妙見山という)。
山の上には撫養城の天守閣が見える。
「何や、えらい近いな」。
「このペースやと、早く着きすぎるわ」。
「Nさん(50代 男性 趣味は釣り)との待ち合わせまで、時間が余りすぎてまう」。
「そやなぁ、それはそれで困るわぁ」。
「撫養城を観光してから、どっかで時間を潰さなあかんなぁ」。

田舎の町並みの中、しばらくクランクを回していると、「ちょっと待てよ」。
違和感を抱く。
「おかしい」。
「うん、おかしいわ」。

ロードバイクに乗る前、俺の趣味No.1は城巡りだった。
「今まで行った城はね(誰も聞いてへんけど)、西から熊本城、萩城、松江城、岩国城、広島城、岡山城、松山城、高知城、丸亀城、高松城、竹田城、姫路城、明石城、大阪城、淀城、伏見城、二条城、出石城、和歌山城、伊賀上野城、彦根城、長浜城、大垣城、名古屋城、岡崎城、小田原城、皇居、仙台城、五稜郭…」などと、城の名前をスラスラ言えることが「格好いい」という価値観の中で生きてきた。
その城好きの俺が、そして過去に何度も鳴門を訪れている俺が、ロードで撫養城に行ったことがない…とは考えにくい。

「何故…?」。
「はっ…!」。
思い出した。
何年か前、俺はロードに乗って撫養城を目指したことがある。
撫養城の近くには来ている。
間違いなく。
ただ、何らかの理由で断念せざるを得なかった。
「何らかの理由…?」。
「それは何や?」。
思い出そうとする。
が、思い出せない。

撫養城天守へのルートは、Googleマップなり何らかの地図アプリを確認すれば、簡単に把握できる。
現に、ついさっき、俺は簡単に把握した。
「この道をやな、真っ直ぐ進めば山の入口があって、登って行けば天守や」と。
しかし…だ。
数年前の俺は、こんな簡単なルートを何らかの理由で進めなかった。
理解できない。
アホ中のアホなのか?

何らかの理由…を突き止めるには、過去の記事を読めばいい。
きっと、俺は書き残しているはずだ。
「よし、『ロードバイクに乗って、大人の階段を下る』にアクセスして、『撫養城』をブログ内検索したらええな」。
そうだ。
その通りだ。
が、抵抗を感じる。
ハズしまくってるクソ記事、駄文に目を通すのは、気持ちのいいものではない。
まして、それを書いたのが自分だと思うと、普通に死にたくなる。
なら、どうすればいい?
数年前の俺が、撫養城天守に進めなかった理由は、どうすれば分かる?

クランクを回しながら考えていると、山の麓にたどり着いた。
そして、「分かった!これか!」。
天守へ続く山の入口は、石段。
数年前の俺は、「SPD-SLシューズ履いてる上に、ロードを担いでこんなもん登りたくないわ」と判断したのだろう。
「なるほど」。
「分かるわぁ」。
「うん、今の俺も同じ気持ち」。
「同じ判断をするわ」。

と言うわけで、今回も撫養城は断念しました…では困る。
Nさんとの待ち合わせまで時間に余裕があるため、今回は執着したい。
撫養城天守に執着したい。

考える。
おそらくだが、石段以外のルートがあるはず。
どこかにあるはず。
天守の周辺に、売店なり自販機があるとすれば、ジュースなりお菓子を運ぶ業者が利用する、車の通れるルートがあるはず。
そうだ。
俺の読みは鋭い。
あぁ、自分に酔いそうだ。

「とりあえず、山の周囲を走ろうか」。
「そやな。天守に通じる車道が、どこかにあるやろ」。
クランクを回す。
左手に山を、天守を望みがら住宅街を進む。
が、俺の期待する道はなかなか現れず。
「おいおい、天守からどんどん離れていってんなぁ」。
「このままで大丈夫か?」。
「天守どころか、山からも離れていってんぞ」。
「ほんまやな。かなり遠退いたな」。
「てか、ここ、どこやねん?」。

つづく

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