(774)ロードバイクに乗って津田引田線を走り、鳴門で夜を過ごす~ロックンロール~

「かめびし屋」を後にし、また引田の町をポタリング。
ぼんやりと町の様子を眺めながら、ゆっくりとクランクを回し続け、どうでもいい時間を過ごした。
が、ふと、サイコンに目を向け、「ヤバいな」と思う。
「平均時速、えらいことになってるやろなぁ…」

まぁ、いい。
それはいい。
そんなことよりも…だ。
時刻は、朝の9時前。
予約しているホテル(鳴門)のチェックインは15時。
時間に余裕がありすぎる。
これから、何をして時間を潰そうか?

「あ、そう言えば!」
思い出した。
引田の伝統的な和菓子である「和三盆」。
その型抜き体験を楽しめる施設がある。
時間を潰すには丁度いいかも知れない。
更に、俺が作った和三盆を仏壇に供えることで、ちょっとした先祖供養になるだろう。
いいね。

しかし…だ。
「ちょっと待てよ」とも思う。
俺はひとりだ。
ひとりで型抜き体験を申し込む際、施設の人に「何や?こいつ、寂しい奴やなぁ」と思われるかも知れない。
まぁ、実際に寂しい。
また、そもそも…だ。
俺は和三盆に興味が無い。
興味を持ったことが無い。
却下。

引き続き、引田の町並みをポタリング。
と、目の前に「東かがわ 手袋ギャラリー」。
手袋も、この辺りの地場産業らしい。
「ギャラリー」というからには、見応えのある手袋が展示されているのだろう。
「時間を潰すのにええかもな」
一瞬、寄って行こうと思ったが、同時に「ちょっと待てよ」。
俺は手袋に興味が無い。
興味を持ったことが無い。
却下。

脚を止める。
「引田観光はこのぐらいにしといて、次に行こかぁ」
「そやなぁ」
脳内で会話。
「でも、次ってどこや?」
「そう言えば、引田から後のスケジュール、何も考えてなかったよなぁ」
「とりあえず、『津田の松原』でええんちゃうか?」
「あぁ、景勝地やなぁ。あっこ綺麗よなぁ」
「じゃ、それで」

Googleマップを立ち上げ、ルートを確認。
「なるほど」
「11号線と津田引田線。ふたつあるなぁ」
「まぁ、走り慣れてる11号線を選択した方が良さそうやな」
「そやな。知らん道を走って、何かトラブルに合うんも嫌やし」

11号線を西へ進む。
さすが、走り慣れているだけに、安心感を覚える。
ただ、走り慣れているだけに、走っていて退屈。
頭が退屈。

「ホタテをナメるなよ」
「GO!GO!」
「大人にゃ負けないぜ」
「GO!GO!」
「言いたいこと言うぜ」
「GO!GO!」
何となく「ホタテのロックンロール」を歌いながら(脳内で)、津田の松原へとクランクを回す俺。

つづく

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