(792)ロードバイクに乗って津田引田線を走り、鳴門で夜を過ごす~福丸水産でバーベキュー~

「面倒くさっ」
ホテルの駐車場で輪行バッグを広げ、フレーム、前輪、後輪を収納。
「やっと、15時かぁ」
チェックイン。

部屋に入り、「ま、いかにも1泊\5,000って感じやな」。
荷物をそこら辺に置いた後、ベッドの隅に座って、BOAダイアルをクルクル。
SPD-SLシューズを脱いで、「あぁ、すっごい解放感…」。

さて、このままベッドに寝転がって、徹底的にだらけたいが、そういう訳にも行かない。
釣りを終えたNさん(50代 男性)と待ち合わせ、酒を飲む約束がある。
でも、寝転がってだらけたい。
徹底的にだらけたい。
「あかんわぁ」
「下手に横になってまうと、寝てまうかも知れん」
自分を律する。

風呂に入って頭をスッキリさせ、「そろそろ行こかぁ」。
向かう先は、福丸水産。
海鮮バーベキューの店。
いつも俺ひとりで訪れるため、「さすがにひとりバーベキューはレベル高すぎるわぁ」と、天ぷら定食を注文しているが、この日は違う。
Nさんがいるのだ。

ゴロゴロの肉が串に刺され、そして肉汁が溢れ出る。
肉の周りを彩るのは、トウモロコシ、ピーマン、人参。
軽く想像しただけで、胸が熱くなる。
「あぁ、ついにこの日を迎えたか…」

いつもはロードで走り過ぎる鳴門の町並み。
歩道から見る景色は、少し違う。
が、そんなことはどうでもいい。
景色ごとき、どうでもいい。
肉、トウモロコシ、ピーマン、人参。
テンションが上がる。

しかし、途中でテンションが下がった。
脚が痛い。
SPD-SLシューズを履いて20分以上歩くのは、結構な拷問。
Googleマップを確認し、「今で半分ぐらいの距離か…」。
悩む。
悩む。
タクシーに乗るかどうか悩む。
いや、悩む必要など無い。
そもそも、都合良くタクシーなど走っていない。
ここは、大阪や神戸ではないのだ。
歩く。

「お疲れ様です」
「お疲れ様です」
Nさんと挨拶を交わし、入店。
男性店員に「2名、バーベキューです」と告げ、食材が並ぶ売場へ。
「あんなんありますね」
「こんなんありますね」
ふたり話しながらゆっくりと食材に目を通していると、「これにしましょう」、「これ、美味そうですね」。
Nさんが選択するのは貝ばかり。
「あの、肉はいらないんですか?バーベキューと言えば、肉じゃないかなぁ…と」
「もしね、ここが肉の産地なら肉を選びますけど、違いますよね?ここは海の幸ですよ」
俺は思った。
「仰る通りです」と。

男性店員より案内されたテーブルに着き、食材を網に乗せる。
貝、貝、貝、貝、貝、イカ、ゲソ…。
「う~ん」
違和感を覚える。
「う~ん」
イメージしていたよりも、随分と質素なバーベキュー。
どうも、そんな気がする。
「う~ん」

つづく

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