(801)Bianchi ARIAで大阪臨海線を走って墓参り~もうひとつの工夫~

2号線を東へ走り、尼崎市に入った。
次は、このまま真っ直ぐに進み、大阪市を目指す。

前を向く俺。
クランクを回し、加速し始めた…ところで停止。
また、クランクを回し、加速し始めた…ところで停止。
信号が次々と立ちはだかる。
いつもの俺なら、ここでイライラするが、この日は墓参りライド。
穏やか気持ちで走り、墓参りを済ませたい。
「うん、穏やかに行こう」
自分にそう言い聞かせたところで、停止。
「穏やかに行こう…」

信号待ちの間、スマートフォンで辺りの写真を撮る。
まぁ、大した写真ではないが、後にブログ記事を書いた際、一緒に掲載したい…と考えて。
ただ、写真を撮りながらいつも思う。
「俺に文章力が、表現力があったら、ほんまは写真なんかいらんねんけどなぁ…」

そうそう、この日の俺は、防寒対策として爪先にサランラップ…以外に、もうひとつ、ちょっとした工夫をしている。
それは、グローブ。
左手が厚手、右手が薄手。
もともとは、厚手のグローブを両手に…と考えていたが、俺の持っている厚手のグローブは、タッチパネルに対応していない。
となると、スマホで写真を撮る際、いちいち右手のグローブを外す必要が生じ(右利きなので)、シャッターチャンスを逃す懸念がある。
まぁ、「『シャッターチャンス』やと?大した写真なんか撮ってへんくせに、調子こいて何をこだわってるんや?」と思われるかも知れないが、すまない。
確かにその通りだ。
「はい、調子こきました」だ。
しかし…だ。
聞いてくれ。
俺はただ、何か工夫をして、ライドをエンジョイしたい…。
ただ、それだけ…。
ただそれだけの思いで、右手に薄手のタッチパネル対応グローブをはめて、このライドに臨んだ(次第です)。

結果、俺の工夫は有効に機能したと思う。
走っている中で、右手だけ若干の寒さ、冷たさを覚えたが、スマホ操作、写真撮影においてはストレスを感じなかった。
俺の読み通り。
「もうね、10年近くロードに乗ってると、ある程度のことは分かるよ。予想がつくよ。さすがやでぇ」
自分に酔いしれる俺。

信号が青に変わり、クランクを回す。
加速したところで、また停止。
赤信号。
写真を撮るため、ハンドルにぶら下げたボトルホルダーからスマホを撮る…時に気付いた。
「あ」
左のグローブと右のグローブは、もともと対になっていないため、色も柄も違う。
左は明るい紺で、右は黒。
「盲点やったなぁ」
「他人から見たら、どうなんやろ?」
「左右で違う色のグローブ…、前衛的かな?」
「ただのアホやろ?」

左右で色の違うグローブは、何か間抜けな気もしたが、どうせ俺のことなど誰も見ていない。
「気にせんでええわ」
信号が青に変わり、俺はクランクを回した。

つづく

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