(804)Bianchi ARIAで大阪臨海線を走って墓参り~カツアゲの思い出①~

前回の続き。

千日前通りから、なにわ筋を南へ走る。
「俺、この道、通ったことあるわ」
「あぁ、小6の時や」

放課後、急いで家に帰り、「ボコスカウォーズ」を筆頭に、不要になったファミコンのソフトを10本ほどショルダーバッグに放り込む。
「うん、準備OK」
友達Hの家に向かう俺。

何も、友達Hの家で「ボコスカウォーズ」に興じるわけではない。
というか、Hも「ボコスカウォーズ」を持っている。

我々の目的は、日本橋(大阪の電気屋街)に行くこと。
当時、不要なソフトを日本橋の「ソフマップ」か「スタンバイ」に持って行けば買い取ってもらえた(今もか?)。
まぁ、大した金にはならないが、小6の我々にとっては、それなりに有り難い金額。

ファミコンソフトを売りに日本橋へ。
いつもなら地下鉄に乗って行くが、「電車賃、もったいないよなぁ」となり、往復200円か300円を惜しんで自転車で行くことに。
千日前通りを走り、我々は右に曲がった。

なにわ筋。
「今日な、××がなぁ、こんなこと言っててなぁ」
「あいつ、ほんまアホやからなぁ」
友達Hと並んで歩道を走りながら、その日、学校であったことを話す。

と、向こうの方から、ママチャリに乗ったふたりの高校生(中学生とは違い、大人に見えた)。
おそらく標準ではない学ランを着て、ひとりはリーゼントパーマ。
もうひとりは、坊主。
高校球児が醸し出すフレッシュな坊主ではなく、とてもダークな坊主。
彼らをビーバップで例えると、「カメマン」の手下。
「カメマン」本人ではなく、両サイドにいる雑魚の方。
ちなみに、数年後、俺はバイト先で「ケンさん」みたいな人と知り合う。
この人は、かなりしぶかった。

話を戻す。
前方から走ってくる、カメマンの手下。
本来なら、数十秒後にすれ違うはず…だが、彼らの走行ラインは、明らかに我々に向かっている。
「ヤバいな」
危険を察知する俺…と、横でペチャクチャ喋る友達H。
「でなぁ、先生に怒られてたわぁ。○○、アホやでぇ」

5mほど先に、カメマンの手下。
友達Hは気付いていないが、明らかにこちらを睨んでいる。
「ヤバい…」
我々は、脅され殴られ、金とファミコンソフトを巻き上げられるのか?
嫌だ。
それは回避したい。
なら、逃げるしかない。
が、彼らから逃げ切れる保証も無い。

「どうしよ…」
ビビりながら脚を回していると、カメマンの手下が停止。
我々の進路を塞ぎ、そして吠えた。
「オイ!お前ら!」

つづく

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