(830)朝が苦手な俺だけど、朝っぱらから武庫川サイクリングロードを走りました-3

「柄にもなく朝活なんてするんじゃなかったよなぁ…」
クランクを回しながら思う。
率直に言って、面白くない。
薄暗く、視界が悪いため、怪我や事故に留意しつつ進む…のは、面白くない。
まぁ、「がむしゃらになって走りたい!」とまでは思っていないが、あまりにも脚をセーブしすぎるサイクリングは面白くない。
あぁ、面白くない。
面白くない。

不満を抱え、引き続き、武庫川サイクリングロードを南へ。
と、前方に麻袋か?
「おいおい…」
「護岸工事中?」
「まだ、やってんのかよ?」
「ほんま、年がら年中、どっかでやってるよなぁ」
工事中のため道幅が狭くなり、更に走りにくくなり、更に不満を募らせる俺。

「そっれにしてもなぁ…」
「みんな、ようやるよなぁ…」
ふと、毎朝、Twitterを起動する度に見掛ける、「朝活しました」のツイートが頭をよぎった。
「ほんま、朝っぱらから走るん、しんどくないんか?」
「早く起きるん、だるくないんか?」
「よう、こんなん、日常的にできるよなぁ」
「信じられなへんわ」

いや、ちょっと待て。
俺は今、一瞬思った。
朝活に勤しむロード乗りに対して、「やること無いから、朝っぱらから走ってるんやろう」と。
「随分と呑気な人らやなぁ」と。
違う。
早朝に走る人たちは、おそらく妻子持ち。
家族との予定があるため、走る時間を捻出した結果が早朝。
そうだ。
多分、そうだ。
独身で、休日の予定を自分で決められる俺とは立場が違う。
「みんな、朝活するんはそれでかぁ」
「あぁ…」
何だろう。
クランクを回していると、込み上げてくるではないか。
強烈な劣等感が。

思考を切り替えよう。
他者との比較などどうでもいい。
そうだ。
「朝活」という行為そのものについて考えよう。
今のところ感じた、朝活のデメリットは何か?
まぁ、季節や道にもよるだろうが、「暗い」ということ。
やはり、単純に走りにくい。
家で寝てた方がマシ。
メリットは、早い時間帯に走ることで、その日のスケジュールが立てやすくなること。
また、朝活を習慣として身に付けると、ロングライドに出る時も、その恩恵を受けるだろう。
何かトラブルがあった場合、出発が早いと、時間にも気持ちにも余裕を持てる…という点で。

「まぁ、どうでもええわ」
「朝飯、買って帰ろう」
武庫川サイクリングロードを離れ、甲子園のマクドナルドに向かい、エッグマックマフィンのセットを持ち帰り。
「久々に食ったけど、めっちゃ美味いな」
家でひとり、頷きながらかじりついていると、「あ!」。
我ながら信じられない。
有り得ないことだ。
休日はいつも昼過ぎまでゴロゴロしている俺が、朝マックなんて。
「これはえらいことやで」
「快挙としか言い様がないわ」
「お祝いしたい気分やなぁ」
振り返ると、こたつの上に置きっぱなしにしていたウイスキー。
手を伸ばす俺。

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