(843)Bianchi ARIAに乗って姫路へ~旅の醍醐味とは?~

歩道から車道に戻り、しばらくクランクを回すと、三ノ宮駅前。
道は混んでいるが、どうせインナーでしか走れない。
車に合わせて、俺もゆっくり走ろうと思う。

さて、旅の醍醐味といえば何か?
「おい、唐突に何を言い出すねん?」
今、この記事を読むあなたは、そう思ったのかも知れないが、冷静になって考えてほしい。
繰り返す。
旅の醍醐味とは何か?
以下に100項目のリストがあるので、あなたが「旅の醍醐味」と思うものにチェックを入れた上で「送信ボタン」を押してほしい。
というのは冗談で、リストなど用意していない(送信ボタンも)。
そんな手間の掛かることを、俺はしない(やる気も無い)。
まぁ、アンケートなど取らなくても…だ。
あなたが思った「旅の醍醐味」と、俺が思う「旅の醍醐味」は、おそらく一致しているはず。
旅の醍醐味とは何か?
それは「食」だ(一致しました?)。

今回、姫路に向かう楽しみは「食」。
ちょっと聞いてくれ。
この日、予約した「姫路駅前ユニバーサルホテル南口」は、はっきり言って激アツ。
ビジネスホテルにおいて、無料で朝食が付いてくるパターンは珍しくないが、なんと…だ。
このホテルは夕食まで付いてくる。
「所詮、学食レベルやろ?」と思わなくもないが、それはそれで味わい深いし有難い。

クランクを回しながら、幸せな気分で考える。
姫路に着き、ホテルにチェックイン。
部屋に輪行バッグを置き、食堂に向かう。
まぁ、学食レベルかも知れないが、コロッケ定食かサンマ定食か何かを食べた後、夜の町に繰り出す。
行き先は、ご当地グルメである「姫路おでん」の店。
何でも、おでんを生姜醤油で味わうらしい。
興味深い。

その前に…だ。
三ノ宮の隣、元町には南京町という中華街がある。
店先で角煮まんや串に刺さった唐揚げを食い、「美味いわぁ」。
これまで何度も幸せな気分になった。
当然、この日も「食」のスケジュールに南京町は入っており、寄るつもりでいた。

が、ちょっと待てよ。
ロードバイクに乗って旅に出た…のはいいが、帰ってから体重計に乗ると「え!?太ったやんけ!」という経験が何度もある。
普通に考えておかしい。
「あれだけ脚を回しまくったのに、何で太ってんの?」だ。
まぁ、それ以上に「食」を堪能したのだろうが、「ロードに乗って旅立ち、太って帰りました」は本当に情けない。
それは避けたい。

「我慢しよか…」
溜め息をつき、そして独り言を呟く。
そうだ。
我慢だ。
南京町には寄らず、串に刺さった唐揚げも食わず、ただひたすら脚を回して姫路に向かおう。
太るのは嫌だ。

いや、ちょっと待て。
姫路に着いたら、バカ食いして酒も飲む。
どうせ太る。
今、串に刺さった唐揚げの1本や2本食ったところで、大勢に影響は無い。
そうだ。
食えばいい。
唐揚げを食えいい。

「違う」
もうひとり自分が、脳内で語りかけてきた。
「唐揚げ1本でも影響はあるよ」
「小さなことでも、その積み重ねで結果は変わるんやで」
なるほど。
確かにそうだ。
仕事でも何でも同じ。
ちょっとしたことで、いきなり劇的に事態は変わることは少ない。
小さなことをコツコツと…だ。
きー坊みたいになってきたな。

元町を、南京町を素通りする。
いやぁ、すごいね。
ほれぼれするね。
「自分を律する自分」を愛してやまない俺。

つづく

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