(850)Bianchi ARIAに乗って姫路へ~明石海峡大橋の写真~

「おっ!」
前方に見えるのは、神戸と淡路島を結ぶ明石海峡大橋。
いいねぇ。
スケールのでかい橋だ。
真鯛釣りのため、鳴門へ向かうNさん(50代 男性)の車に乗せてもらい、俺はこの橋を何度も渡った。
また、ライドにおいて明石へ向かう際、何度も目にした。

そう、何度も目にした。
ライド中、何度も目にした…だけで素通りしていた。
が、「ちょっと待てよ」。
脚を止める。
今回の旅は、時間に余裕がある。
俺の住む西宮から、ゴールの姫路までの距離は、たったの80㎞程度。
急ぐ必要は無い。
ゆっくりと、明石海峡大橋を眺めよう。

橋のたもとには、舞子公園。
いつも素通りしていた公園に、初めて足を踏み入れる。
向かう先はベンチ。
この後、痛い目に合うことも知らず、疲れてもいないのに、余裕をかまして休憩に入る。

遠くに見える淡路島。
淡路島に伸びる橋。
海。
芝生。
いいねぇ。
芝生を見ると思い出す。
子供の頃、友達が住むマンションの庭、芝生の上を走り回り、プラスチックの手裏剣を当て合って、最高に楽しかった。
「40半ばやけど、この歳でやっても面白いんちゃうかな?」
「そうやな。昔、自分がほんまに忍者になった気分で燃えたけど、今、この歳でやっても熱くなれそうやな」
「絶対、面白いで」
「まぁ、ええ歳こいた忍者やけど」
「白影やな」
だだっ広い芝生を眺めながら、忍者に憧れた時代を振り返った。

ではなく、話を続ける。
明石海峡大橋を見ていると、「あっ!」。
Twitterだったかブログ記事で見たかは忘れたが、橋とロードバイクをいい感じのアングルに収める撮影スポットがあったはず。
公園内にあったはず。
そこで写真を撮り、ブログ記事のアイキッチ画像にすれば、人目につくだろう。
不人気ブログ脱却の契機になるかも知れない。
いいねぇ。

いや、ちょっと待て。
抵抗を感じる。
本能が拒否している。
「他の奴がやってることを、何で俺がせなあかんねん」
そう訴え掛けている。
確かにそうだ。
みんなが有り難がって撮っている写真を自分も撮って、安くて替えがきく村人A、B、Cにはなりたくない。
あと、撮影スポットをスマートフォンで調べるのも面倒くさい。

「やめとこ」
休憩を止め、アイウェアを掛ける。
次の目的地、明石の市街地に向かおう。
ベンチから腰を上げ、ロードに目をやる。
と、「一応ね」
一応、その場からロードと橋の写真を撮った。

つづく

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