(867)Bianchi ARIAに乗って姫路へ~面白くない、面白くないと不満をつぶやき…~

姫路明石自転車道線。
予約したホテルがある姫路まで、残り30㎞~40㎞ほど。
左手には海が見え、「ブログに掲載する写真を撮ろう」と脚を止めたが、「う~ん」。
どうも面白くない。
楽しくない。
景色に変化が無いからか。
スマートフォンのアルバムを確認してみると、「10分前に撮った写真も、5分に撮った写真も、今撮ったのも、代わり映えせえへんやんけ!」。
そんな気がする。

面白くない。
走っていて楽しくない。
「何か面白いことないかなぁ?」と、擦れ違うロード乗りに「デカいグラサン掛けやがって」とか、「ええ歳こいたおっさんがピチピチのジャージなんか着て恥ずかしくないんか?」とつっこんだが、面白くない。
まったく面白くない。
「俺も同じ格好してるやんけ」
そう思うと、まったく笑えない。

「面白いこと…、面白いこと…」
他に無いか考える。
と、思い出した。
「この前、Aさん(40代 男性)が何か言ってたよなぁ」

Aさんは、仕事関係で付き合いがある人。
打ち合わせなどで顔を合わせた後、ちょっとした休憩時間に話し掛けてくる。
「面白い話があるんですよ~」と。
まぁ、ほとんど面白くないが。

「krmさんは、うちのB(30代 男性)って知ってますか?」
「はい、ぽっちゃりしたBさんですよね?」
さほど馴れ馴れしくできる関係では無いが、俺はBさんを知っている。
印象は、実直、真面目。
ただ、ぽっちゃりした体型のせいか、スーツの着こなしがだらしない。
まぁ、それも含めていいキャラなのかも。

「そのBがねぇ、この前ねぇ…」
笑いをこらえながら、Aさんが語り始めた。

去年の秋、仕事上のトラブルがあり、Aさんは後輩のBさんを連れて取引先を訪れた…と。
夕方にはトラブルが解決し、難波駅で「今日は直帰しよかぁ」。
そして、どちらが言い出したかは知らないが、「551の蓬莱で買い物して帰ろう」となり、お店に向かったところ、大行列。

並んでいる間、Bさんがとても熱心にスマホをチェックしているので、「お前、何してんねん?」。
Aさんが尋ねると、「今日はドラフト会議の日でしてね。今、やってるんですよ。ドラフト」。
ドラフト会議とは、プロ野球において新人選手を指名する場。
Bさんがどのチームのファンなのか、またはアマチュア野球に好きな選手がいる…のかは知らないが、スマホを通してドラフト会議の模様を見守っていたらしい。
と、行列が捌け、Bさんが注文する番になった。

「krmさん、それでね。あいつ(Bさん)、ほんま、アホですよ」
「何がですか?」
「店員に『お待たせしました。何にされますか?』って聞かれましてね」
「はい」
「多分、Bはね、『豚まん2個入りをください』って言いたかったんでしょうけど、『ドラフト2位ください!』って言ったんですよ」

ちなみに、後日、Bさんと話す機会があり、「551の蓬莱で面白いことを言ったそうですね」。
話を振ってみると、「Aさんから聞いたんですか?もう、あの人、みんなに言うから…」。
困った顔のBさん。
そして、「ちょっと話を作ってますよ。嘘みたいなもんですよ」と。

「あ、嘘なんですか?」
「蓬莱で並んでる間、ドラフトをチェックしてたんは本当ですよ。でも、店員さんに『ドラフト2位ください』なんて言ってないですよ」
「じゃあ、Aさんの作り話ですね」
「いや、まぁ…。自分は『お待たせしました。何にされますか?』って聞かれて、『豚まん2個入り』って言おうとしたんですけどね…」
「ほぅ」
「何故か、『ドラまん2個入り!』って返してもうたんですよ」

クランクを回しながら思う。
「どっちにしろ、それほど面白くないよなぁ」と。

つづく

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コメント

  1. トマニョーロ より:

    「フッ」と笑いました