(869)Bianchi ARIAに乗って姫路へ~知らないロード乗りと挨拶を交わしたいが…~

面白くない。
景色に劇的な変化が無いせいか、「退屈やなぁ」。
愚痴をこぼしつつクランクを回し、海沿いの道を進む。

普段、交通量が多く信号連発の道を走り、嫌悪感を抱くことが多い俺。
「信号も無ければ車も走ってない、理想的な道は無いもんかなぁ」と思うが、実際に…だ。
信号も車も見掛けないシチュエーションを走っても、結局、俺は文句を言う。

面白くない。
姫路明石自転車道線、まだ半分ほどしか進んでいないが、面白くない。
現時点では、確実に面白くない。
この日のために仕事を整理し、「ロードバイクに乗って姫路明石自転車道線を走りたいなぁ。姫路で美味いもん食って一泊したいわぁ」。
そう考えていたが、満たされない。
心が満たされない。
姫路明石自転車道線に満たされない。

そこで…だ。
俺にはある。
対策がある。
自分自身でモチベーションを上げていく方法。
まぁ、急に脚力が強化されるわけではないが、気持ち良く走る術を知っている。
それは何?(誰も聞いてへんけど)
答えは、「挨拶」だ。

「面白くないなぁ」とか、「だっるいわぁ」とか「暑いわぁ」。
文句を言いながら走った経験は何度もある。
そんな時に…だ。
同じ苦しみを背負っているであろうロード乗りと擦れ違う際、右手を挙げるか会釈する。
と、清々しい気分になり、モチベーションが上がる。

いや、ちょっと待てよ。
考えてみると、「会釈」と「右手を挙げる」。
この使い分けは何なのか?
また、そもそも、挨拶をする時もあればしない時とある。
一体、どんなロジックなのか?

クランクを回しながら、頭の中を整理する。
俺がロードに乗って近所を走っている…として、ロード乗りを見掛けた。
挨拶するかしないか?
まぁ、しない。
神戸や大阪へ向かって走っている際、ロード乗りを見掛けた。
挨拶するかしないか?
しない。
そんなもん、いちいち挨拶していられない。

なら、挨拶するのはどんなシチュエーションか?
ふたつ思い浮かんだ。
ひとつ目は、淡路島のような、ロード乗りがわざわざ遠出してまで走りたがる場所。
知らない人でも、ほんの一瞬擦れ違うだけでも、心を打ち解けることができ、俺は右手を挙げる(相手がどう思っているのかは知らないが)。
ふたつ目は、近所のサイクリングロード。
頻繁に走っていると、知らない人に会釈され、こちらも会釈を返すことが増えた。
まぁ、馴染みになると、そんなコミュニケーションがあるのだろう。

さて、姫路明石自転車道線において、俺は馴染みではない。
この日、初めて走る。
また、姫路明石自転車線は、淡路島のようにいろんな地域のロード乗りが集う場所でも無いと思う。
と言うことは、理論上、挨拶する条件が満たされていない。
ただ、俺はしたい。
擦れ違うロード乗りに挨拶をしたい。
会釈したい。
が、何故かロード乗りを見掛けない。

つづく

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